鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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850 有難う内臓

   

有難う内臓が。うとくの1文字が変わるだけで、全く逆の意味になる(笑)。 

さて、昨年の6月に、膵臓がんからの肺転移末期癌と診断され、通常の余命4か月と告げられた。手術は出来ない状態で、残す拝啓抗がん剤治療。調べてみると、抗がん剤治療で、膵臓癌のステージ4の場合、5か月間の生存率は、癌でも最低の20%。つまり、平均1か月ということになる。逆に1か月の人が居れば1年以上の人もいることになる。   

私の場合、その年を越せるかどうかと言われたのが、翌年の桜も見て、更にその年の年末まで生きている。しかも、ベッドの上でもないどころか、たまに調子のいい時はゴルフに参加する。もちろん、今は治療はできないので、なるべく痛みを和らげるという緩和治療になっている。痛みが出れば、痛み止めの薬を試し、その副作用に苦しみながらも、何とか元気を維持している。 

流石に、厳しい日もあり、痛みとムカつきが、この2日間は厳しかったので、楽しみにしていた今日のコンペは残念ながら欠席。体感温度が下がっており、このところの寒さも応える。ゴルフボールの代わりに、今日は点滴を打ったおかげで、何とか回復しつつある。

とにかく、昨年の10月にはホスピスに入るつもりだった身としては、多少の波はあっても、ここまで元気に来れたことは私にとっては想定外のこと。予想の4倍生きたことになる。確かに、癌が見つかるまでは、病気一つしない健康体。仕事上、人の2倍3倍の付き合いや酒を飲んでも、毎年の健康診断の数値に異常は無かった。この内臓の強さが、今の状態を保ってくれているのだろう。ただ、敗れたエンジンは、何時迄もは持たない。いずれストップする時が来るはずだが、その時は、既に新車は準備万端用意しているので、突然ストッと止まってくれたらいい(笑)。  

ここまで来れば新年は見えた。後は、木々が新芽を出し、新しい枝が伸びるのを見たい。イロハの幼稚園の制服姿も見たい。人間欲深い(笑)。

 - 雑記

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