鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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ドゥテルテ大統領

   

 フィリピンのドゥテルテ大統領が、先般の中国訪問の後、日本を訪問している。
「どう出るって大統領」と聞こえるくらい、出方がわからず、世界の首脳陣が翻弄されている。

 なかなか、今の世界の首脳にないタイプだが、個人的には言うこともすることも面白いと思う。
まず、麻薬撲滅のために、売人や組織に対して、警察の射殺を許したという件で、非難を浴びているが、よくある話で、殺された人の人権と、殺した人の人権が問題になるが、麻薬による廃人化や、犯罪の連鎖を想像するとき、そして、その組織の体質などを考えたときに、その元凶を早急に根絶する方法は他にあるのか。
 それは、実際にその状況に直面したものしかわからないことではないか。フィリピンとは、麻薬でも犯罪でも、まだまだ発展途上の国なのだ。実際、犯罪率が激減したという事実がある。
 イラン・イラク・シリアなどの国の紛争も、元はと言えば、そういう国に、即、先進国の理屈を当てはめようとして複雑になった面がある。

 先進国でも、テロや紛争敵国においては、もっと大きな火器で殺戮しているが、麻薬で人を狂わすのも、人身売買や強姦もテロと同じ。無分別な爆撃よりも、相手をちゃんと分別して攻撃するだけまだましかも知れない。
 想定される被害は、拡大する前に元を絶つ。人を無差別に殺した人間は処刑したがいい。
殺された家族や友人でなくとも、そう思う人は多いはず。しかし、それを言うと文化人じゃないように言われる社会。
 彼は、国内の被害者を家族だと言う。わが国の首相にもそう言ってもらいたい。
昔から、映画の中では、一番心強いのは警察ではなく、弱い人を助ける大親分と相場が決まっている。
ただ、こう書くと間違いなく批判がある。ただ、残念なことに、このブログには感想を述べる仕組みがない一方通行(笑)

 彼は、また、各国と巧みに交渉して、経済協力を引き出して、自国の利益に貢献している。なかなかの強者だ。

 これからも、彼が本当のフィリピンとその国民のためを思って政治を行い、日本とも友好を保ち、汚職などの疑念が出ないことを心から祈る。

 - 信念, 政治経済

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