鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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435 宝探し

   

 私が所属するロータリークラブでは、週一回の例会の時に卓話と言う時間がある。
会友が回しで、自分の経験や経営、または思い出や目標など、自分で内容を決めて30分ほどの卓話と言う形で発表する。
 年明け早々、その卓話が私の番となっている。
まだ、決めた訳ではないが、経営者の集まりなので、正月でもあるし、初恋の思い出よりも、何か役に立つようなことを話したいと思う。
 本来のロータリークラブの目的とは、経営者仲間が集まって研鑚し合い、高潔な経営を行うことで社会に貢献し、それぞれの出来ることで社会に奉仕しようと言うもので、一概にボランティアというものではない。その社会奉仕の一環として、貧しい国への支援や、疫病撲滅運動、所在地域での奉仕作業、青少年育成などがある。

 そういう訳で、私が年明けに話そうと思っていることは、「宝探し」
私は、今、社内外で宝探しを続けている。
 例えば、会社の中を回ってみると、いろんな所に宝が隠れている。
会社は、利益を得るためには、売上を伸ばすことも、材料を安く仕入れることも大事だが、例えば、製造ラインを見て、生産のネックになっている所を見つけて改善したり、不良品の原因になるような箇所を見つけて直せば、それで利益が生まれる。
 複雑な仕組みをシンプルにしたり、無駄を見つけて改善すれば利益が生まれる。
人の配置を適所的材や、効率よく配置すれば、生産が上がったりミスが減少して利益が生まれる。
 慣れっこになって、担当者では気付かないことを、外部の目で見ることも宝探しに結び付く。
 外に出れば、テレビの報道や、店に並ぶ商品、人の流れ、それらからも金鉱脈が見つかることもある。
 見つけたら、担当者に投げかけてアイデアを出させる。場合によっては専門家の意見やアイデアを聞く。
 今までの生産が1%でも伸びれば、そのほとんどは利益になるし、ロスが1%でも減れば同じこと。つまり、掘ってしまったと思っている金鉱脈も、もう少し掘れば、もっと大きな金が眠っているかもしれない。
 生まれた利益の一部は、地域のスポーツ活動や行事の支援に充てれば、更に社会奉仕ということにも繋がる。
 というような卓話にしようと思っている。もちろん実績も紹介しながら。

 - 信念, 経営

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