鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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624 改元の年

   

 もうすぐ4月。
4月と言えば、いよいよ1日は元号が変わるし、2日は私の誕生日と言う記念すべき日が続くことになる。更に6日は北山ゴルフ大会。
 ずっと以前は、6日も私の誕生日だったが、確か20代初めに、法務省の要請で1本化して、笑 今は2日が正式な誕生日。私はあまり誕生日にこだわりがないので4月という括りでもいいと思っている。
 生まれた月では、DNAだけでなく、その時期の気象条件などが、人間形成に少なからず影響を与えるように思えるので、何月生まれ、または何座生まれは無視しない。

 話は、私の誕生日ではなく、元号の改元については、よろしければ、変えるという1か月前には発表して貰いたい。その日に発表されても、それからソフトや印刷物などなどを変更するにも混乱するし、その作業は各企業や分野においても大変だと思う。言い方は失礼だが、極端な言い方をすれば、ただ、勿体ぶっているだけのこと。笑
 早く発表して、なにか支障があるのだろうか。
日本古来の文化遺産として、元号を持続するのはいいのだが、困ることも多い。
 恐らく、この元号文化は中国から来たのだと思うが、これは仏教文化だから、欧米はキリスト教の西暦しかないが、日本は、今だに西暦と元号の2本立て。
 
 このように短期間で年号が変わっていくと、昭和何年が西暦何年なのか分からなくなる。
よければ、元号は継続して行くにしても、公式なものについては、私の誕生日と同じく、西暦に全て1本化してほしい。
 例えば、大正15年と昭和元年は同じ年だし、大正7年から、今は何年経ったかと聞かれても、すぐには答えられない。
 西暦ならば、すぐに答えは出てくるはずだ。
まさか、海外に行って、昭和や平成を使うこともないだろうし、そもそも知らないだろう。

 実は、日本には、もう一つ年号があるのを知っている人は少ないと思うが、伝統的な行事や武芸などの世界では、皇紀という年号を使う世界がある。神社ののぼりにもみることがある。
 私も、知らなかったが、剣道をやめた後、居合道をやっていたのだが、段位証を貰った時に、皇紀2千何年と書いてあったので分かった次第。因みに4段まで取得して止めた。
 西暦にも、キリストが生まれた以前の紀元前というものがあるが、キリスト教では、あくまでもキリスト誕生の日から西暦年が始まっているわけだ。
 だから、日本独特の暦であれば、当然その紀元前を含めた暦に近い、日本の天皇誕生を紀元とした2千数百年とかいう年数であっても不思議ではない。それが皇紀というわけだ。
 もちろん、キリスト教に西暦があれば、イスラム教にもムハンマドを紀元とした年号があっても不思議ではない。ただ、知らない。

 で、皆さんに代わり、その皇紀について調べてみたが、やはり日本の初代天皇、神武天皇が生まれたのを皇紀元年とし、それは西暦の紀元前660年に当たるために、本年の西暦に合算すると、今年は皇紀2679年ということになる。
 別に否定するわけではないが、神武天皇が実在したか、それが紀元前660年だったかを知っている人は今は居ない。歴史は書き換えられることも多いと聞く。

 キリストも、神武天皇も、ムハンマドも、誰もあったことがあると言う人はいないと思う。
それは、それでいい。伝記、伝説に間違いがあったとしても、何も支障は無い。その人たちの教えだったということが、世の中に役立っていれば、それでいい。
 近代は、全て記録伝達されるので、そんな偉い人は二度と現れないだろうと思うと、あやふやな時代も良かったのかも知れない。
 

 - 政治経済, 社会, 雑記

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