鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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622 無回転寿司

   

 今は、あまり入ることも無くなったが、子供たちが小さい頃とか、外国実習生を遊びに連れて行った帰りなどに、よく立ち寄ったものだ。
 回転寿司と言えば、もちろん日本が発祥だが、最初出現した時は、そのアイデアに驚きと感心。店によっては、ちょっと水っぽくて味が落ちたり、生臭かったりもないでは無いが、値段の安さは、それを上回る。
 ただ、調子に乗って食べていると、これなら普通の寿司屋でも食べられるという時もある。
まあ、よく考えられたシステムだ。

 年始のマグロのセリで、名前が出てくるのが、「すしざんまい」という回転寿司の社長。
ついでに調べてみたら、回転寿司の売上規模では、次のようになっている。
1位 スシロー 1750億円
2位 くら寿司 1300億円
3位 はま寿司 1200億円 以上が1000億円超え
4位 かっぱ寿司 800億円
5位 元気寿司  400億円
6位 すしざんまい250億円
7位 すし銚子丸 200億円 以上のベスト7で約6000億円

 その他、地方を拠点とした回転寿司チェーンも相当ある。
福岡では、まわる寿司とか海都などなど。
 トップのスシローは、あの「すしざんまい」の、なんと7倍の売上。100円、200円の商品の商いだから、大したもんだと思う。

 で、その中の「元気寿司」の話。
今、この元気寿司が、回転しないことで話題になっている。別に客が回転しないで調子が悪いわけではなく、今までの店の形はそのままに、寿司を回転させず、注文を受けて、例の新幹線などで届ける形に変更しているとのこと。既に7割を変更したらしいが、その結果、売上が急増しているらしい。
 確かに、回っている寿司より、同じ金額なら、注文して出て来た方が、新鮮でシャリも温かい。
特に、近年は食が細っているので、美味しいものを、そこそこの量でいい。
 発端は、注文して食べる客が増えたことからのヒントということだが、何でも発想の転換。

 今の世の中、男性でない男性、女性でない女性も増えた。
昔から人でなしとは言ったが、残念ながら、親でなしも出てきた。
 回転しない回転寿司もあっていい。勉強になる。

 - 社会, 経営

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