鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

*

田中角栄

      2018/05/29

 今日は、通常業務の為、退社と同時に午後5時半より、所属合唱団の総会兼親睦会。画合唱団と言っても、男声だから男だけ。ただ、酔っぱらったついでに歌うだけ。
 明日は、朝からロータリークラブの地区大会で、八女の会員全員で、福岡県宗像市に行く。
地区大会は、各ロータリークラブが回しで担当するので、十年に一度回ってくるが、我々のような人数の少ないクラブではなく、ガバナーと呼ばれる筑代表を出したクラブの回しとなっている。IMというのは、筑後地区だけなので、7年に一度は必ず担当する。それでも結構大変だが、地区大会となると、3日間に及び、会場設営も大変。
 そんなわけで、昨日は地区大会のコンペ。
来週月曜から仕事でベトナムに行くのに、明日の夜まで飲むことになり、準備も何もない。
 取り敢えず、パスポートと多少の現金とカードがあれば何とかなる。足りないものがあれば現地で調達すればいい。

 1週間は日本にいないので、その間、ブログが書けない。
以前はノートパソコンを携帯したが、面倒だから、この頃持って行かないし、スマホで用は済む。ただ、ブログ投稿は、スマホに設定していないから書けない。
 なので、また文句言われないように、特段の題目も無しに今、バタバタと書いている。

 昨夜、晩くに、録画しておいた田中角栄の特集を観た。なかなか観る時間が無く、ようやく観たと言う感じ。
 田中角栄と言えば、殆どの当時の人が思い出すのは、日本列島改造論と新幹線、日中国交回復、ロッキード事件、その他、錦鯉や目白御殿。
 私は、元々田中角栄が好きだったが、このところの政治不信で、また人気が出ているらしい。尋常小学校を出ただけで、田舎から東京に仕事に出て、土木の仕事で会社を興し、常に走り続けて政治家となり、ついに総理大臣になった。
 地元や国の為に人生を捧げたと言って過言ではない。

 真意は分からないが、アメリカに頼っていた原油などの資源調達を、中東などの他の国に広げたことで、アメリカに嵌められて、ロッキード事件という収賄事件で告訴され、首相を辞めることになった。それを境に週刊誌などから叩かれて、金権政治の悪人にされ、ついには田中派分裂という内部の裏切りに会って、病に倒れた。
 政治家が、上り詰めるとスキャンダルが発生し、週刊誌から叩かれ、さも悪者扱いにされて、折角の優れた政治家を、群衆自ら失ってしまうということは、今回の安倍首相の件も含めて、昔から続いていることだ。
 しかし、私たちは、直接会ったことも無い、知らない人物について、周りの伝聞醜聞だけで、一緒になって、優れた政治家や人物を抹殺してはいけない。
 何もしない、日和見的な政治家が、漁夫の利を得て、結局は国民の為に、何もしなかった例を何度も見てきたはずだ。

 今の若い人たちは、名前だけしか知らないと思うが、今でも新潟の厳しい生活環境から解放された人々や、田中角栄を傍で見てきた人たちは、彼を尊敬し続けている。
 本当に、金の為とか名誉欲でやった人であれば、既に忘れ去られているはずなのだ。
もし、彼が外国の企業から賄賂を受け取ったとしても、それを政治のために使い、結局は国の為に使ったとすれば、国民を裏切ってはいないのではないか。
 物事を、全て法律の条文に合わせて、人そのものの良し悪しを決めてしまいがちだが、法律上の罪と、功績と、人物の本質は、分けて考えるべきではないかと思う。
 また、批判も受けるかも知れないが、幸い日本は、中国や北朝鮮と違い、思想や発言は自由な国。

 - 信念, 政治経済, 社会

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