鶴の一声

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チェンマイレポート

      2018/06/27

 以前にも、タイの避暑地チェンマイの紹介をしたが、今回の訪問は趣旨が違い、地元八女のロータリークラブとして、チェンマイのロータリークラブを訪問ということになった。
 まず、始まりは、約16年前にロータリークラブの先輩諸氏が、縁あって、現地のチャンクアップというロータリークラブと共同で、まだ発展途上だったタイの、チェンマイの小学校にトイレを寄贈したことから始まる。
 今は、当時のメンバーも、残っているのはお1人だけとなり、昨年、そのメンバーが元気な内に訪問して、また何ができるか検討しようと提案があり、その時までは、その会友も元気だったのだが、80歳の高齢で、行く間際になって体調を壊され、同行を断念された。
 参加を募った中で、会員8名と家族の11名で行くことになった。

 まず、私が時々現地に行っていることと、何とかカタコトの英語が話せるということで、先方に連絡を取ってほしいと言う事になった。既に15年間音信不通となっていて、連絡先はわからない。
 伝手を辿って、チェンマイのロータリークラブの会長のナーさんと言う人と電話で話すことができ、丁度1月に別件で個人で行くので、その時に話し合おうと言う事になった。
 会長のナーさんは、女性で、ナーさんのクラブは、探しているクラブとは違ったが、彼女がそのクラブを知っており、連絡を取ってくれると言う。
彼女のクラブは、女性が7割。日本のクラブは、男性社会だった歴史から、女性会員はまだ希少な存在だが、海外では女性の進出は日本より進んでいる。
 その時は、あまり時間がなかったので、後は帰国して、双方の日程調整をしながら、ラインでやり取りして、何とか出発となった。1人で行くのは簡単だが、団体となるといろいろと調整が大変。
 それも、全員会社の社長だから尚大変(笑)

 福岡発11時50分、八女からは会員の居酒屋のバスで送ってもらい、バンコクに2時間の時差で時計を戻し、現地時間15時にバンコク到着、乗り換えに2時間待ってチェンマイへ。到着したのが18時30分。日本時間の午後8時半。
 チェンマイ空港のゲートを出ると、何とナーさんのロータリークラブの皆さんが、横断幕でお出迎えしてもらっている。そして、全員に生花の首飾りが掛けられる歓迎を受けた。

 翌日は、日中はゴルフや観光を楽しみ、夕方から、本番の合同例会。
目的のチャンクアップロータリークラブ会長夫妻も参加して3クラブ合同パーティとなった。
 国際ロータリークラブは、7月からが新年度で、私のクラブは今日6月26日の夜行うのだが、その例会で、ナーさんが会長を務めるナックホンピンロータリークラブの退就任式にも立ち会えて、大変勉強になった。
 ナーさんのクラブでは、田舎の貧しい地域で目の検査を行い、無償で手作りの眼鏡を配布する活動をしている。
 とにかく、その夜は、600万都市チェンマイ全体のロータリークラブの会長もサプライズで駆けつけてくれて、和気あいあいの中で友好を深めた。

 翌日は、16年前の小学校を訪問し、校長初め、先生方や生徒さんの歓迎を受けた後、トイレ事情を視察。寄贈したトイレも随分時を経て痛んでおり、修復が必要な上、生徒数からすれば全くトイレの数も足りていない。
 東南アジア諸国に来ると、本当に日本がいかに恵まれているか実感する。
幸福の中にいると、その幸せがわからない。
 取り敢えずは、現状を理解できたことで、持ち帰って、八女ロータリークラブとして、どう支援できるかを健闘することにした。

 ロータリークラブには、国際奉仕というものがあり、そのような支援に対しては、その基金も使える制度があるので、合わせて検討しようということになった。
 最後の日は、出発が夜なので、チェンマイならではの首長族など少数民族村や象ランドなどを観光した後、空港に向かった。
 真夜中の飛行機だったが、全員元気で無事帰還!

今回は、丁度タイは雨期ということで、毎日スコール、つまり雨が降るということだったが、ゴルフや観光も全く降らず、車で移動中に少し降っただけ。タイでも晴れ男の面目躍如!

 - 信念, 政治経済, 社会, 雑記

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