鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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選挙その3

      2017/10/14

 いよいよ、選挙運動が開始され、昨日は、所属する団体の要請で、その集会にかり出された。本当は、あまり出たくないのだが、世話している人たちのことを考えると、一度か二度は出ないわけにはいかなくなる。

 毎回同じだが、自民党の候補だと、地元の県会議員、市会議員が並び、JAの役職員、青年部、農政連などの役員が応援の挨拶をする。地方は、どうしても自民党が強い。
 なぜならば、政権を担っている方が、公共事業や補助金など、皆さんに役立ちますというアピール度が強い。
 特に、八女は、数年前に水害があり、その復旧に当たって、地元選出の国会議員が予算取りに頑張ったと言えば、「やっぱり自民党・やっぱり誰々さん」となる。

 地方からすれば、過疎化する一方のこの地を、少しでも活性化するには、今の中央集権の中では、やはり国の力が必要。そうなると、国会議員は国の為の議員でもなければならないが、やはり地元の為に頑張る議員を挙げたいのは当然だし、それはそれでいいと思う。
 人や物が集中する都市部では、しがらみ無く、国家のために、国家の将来にためになる人を選んでもらう。

今回も、選挙戦が始まると、あの手この手で、相手の引き落とし合戦。
 何か失態を暴こう、弱みを見つけよう、危機感を煽ろう。
テレビで、築地のおかみ連という人たちが、小池さんの国政活動を盛んに避難していたが、急に湧いたような人たちが、どう見ても、バックに政党の影が見える。
 あまり、見え過ぎたことをやると、かえってマイナスになるのだが、メディアの放送次第では、民衆は鵜呑みする恐れがある。メディアの功罪は大きいのだ。

 自民党は、政権を担う政党としては、今のところ最も適任だろうが、安倍さんの強権姿勢は改める必要がある。しかし、希望の党も、民進の合流や、都知事というジレンマで、小池さんの持ち味が消えつつあり、もう一つ盛り上がりに欠ける。立憲民主は分離したことで、左右が分かりやすくなり、リベラル派には、かえって投票し易くなるという可能性もある。
 ただ、やはり5年前の、民進党政権に対する失望と不安が大き過ぎて、なかなか、希望の党や他党に政権を託して、景気後退するのを恐れるし、今は改革より安定を望んでいる雰囲気がある。

 本当は、消費税増税や社会保障負担をこれ以上、国民に負担を強いらない政治。つまり、もう一度、5年前に民主党が期待を寄せられた、無駄削減を柱にした政治改革をやるべきなのだ。
 結局は、政権担当能力が足りず、ぶら下がり団体や機関の整理、地方分権、議員削減、年金問題など、殆どが消滅して、今回の選挙には全く出てこない。
 このまま、大都市一極集中で本当に日本国民は幸せになれるのか。
 世界一、平均給与が高い日本人に、なぜ幸福感と余裕がないのか。
 なぜ、働かない若者が増えるのか。働かざる者食うべからずと言えば、非難されるのはなぜ か。
必要な改革は、希望の党や維新でなくても、政権与党の自民党がやってくれれば、これに越したことはないのに、温泉に浸っていると、わざわざ寒空には出たくなくなるのだろう。
 
 
 

 - 雑記

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