鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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815 秋

   

秋の朝は、朝露が残り、昼になると、空は高く澄んで、時折、筋雲が広がる。

穂を垂れた田んぼの上を、赤とんぼが飛び交い、畔には植えもしない彼岸花が、真っ赤な花を咲かせる。

秋の日の入りはつるべ落とし。見る間に真っ赤な太陽が沈んでいく。

秋は実りの季節。稲を始めに、ぶどう、なし、みかん、キウイと多くの果物が収穫期を迎える。

秋はファッションの秋でもある。夏のような薄着でもなく、冬のような厚着でもない。

秋の景色にあった、女性らしいファッションが似合う季節。薄手のコートやカーデガン。少し長めのスカートにスカーフ。色もカーキ色や黄色、赤やダークグリーンなど、秋の色が道を行き交う。店先のテーブルでコーヒーが似合う季節。

今日は、10月1日。暦の上では9月から秋なのだが、今の9月の気温は30度越え。とても我々の想定する秋ではない。25度以上を夏日というらしいので、今後は、10月から秋と思った方がいい。

今は受験優先などで変わってきたが、昔は運動会と言えば、秋晴れの続くこの季節と決まっていた。私達が小学生の頃に歌った運動会の歌には「秋空晴れて天高く・・・・・・・・運動会の勇ましさ」とあった。もちろん、これは全国版(笑)。そんな秋が短くなりつつある。昨日のトランプ・バイデン討論会にも出されていた温暖化の影響で、夏の気温が長く続き、涼しくなったかと思うと、すぐに冬の気温まで下がってしまう。秋服で利益を稼いでいたファッション業界は大変だ。人の気持ちも荒む。猛暑の夏と厳寒の冬の間の、リフレッシュできる秋が短くなれば、ストレスが解消できないまま、またこれも短い春を迎えることになる。今の1年の状況は、春春・夏夏夏夏夏・秋秋・冬冬冬。夏が長くなれば、災害も多くなる。

 - 雑記

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