鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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四苦八苦

   

 先週の金曜日に、毎年恒例の全社勉強会を開催した。
毎年8月の後半に開催するが、勉強会と称して、社員間の親睦を深めるための会食がメイン。(笑)
変わってはいるが弊社は8月が年度初め。
 操業して80年を過ぎているが、法人化したのは55年前、当初は7月が閑散期で、仕掛品や在庫も少ないし忙しくもなく、決算がやり易かったので、7月決算となったらしい。時代が変わって、今は一番忙しい月になってしまった。
 暑い時期でもあり、世間には悪いが、休業して涼しい所でビールを飲むのはいい!!
その代り、普段は暑さに寒さに耐えて、みんな頑張っている。

 さて、例年、講演をするのに東京から専業講師を派遣してもらっているが、それなりにいい話をしてくれるのだが、どうも口調が似てきたので、今回は目先を変えようと思った。
 そこで、かなり前になるが、研修会に呼んだお寺の住職が結構いい話をしてくれたのを思い出して、友人を伝手に、城島のお寺の住職にお願いしたところ、快く受けて頂いた。

会社の仕事に関係なく、社員みんなが生きるのに何か糧になるような仏教の話をして欲しいと。
 思惑通り、講演は時間が足りないくらいで、好評! なぜかお坊さんは総じて話が旨い。
お坊さんの役目は何かと言う話になり、そう言われると葬式でお経を読むとか、供養をするとかの答えが返っていたが、そういう事は、本来は仏教ではなく儒教の教えとのこと。
 お坊さんは、仏教と言う教えを広めるのが本来の役目とのこと。
なるほど、そうであれば、話がうまくないと、広められないだろう。

 さて、講演の中で、人は生きながらに苦しみを持っているという話になり、よく四苦八苦と言うが、そもそも四苦、八苦とは何ぞやという話になった。
 私も、四苦八苦の意味は分かるし、成り立ちも聞いたような気がするが、いざ聞かれると出て来ない。
実は、これは仏教から出た言葉で、四苦とは、生・老・病・死の4つの苦るしみのこと。
 そして、この四苦は、自分の意志では免れない苦であること。病気をしない人でも、病気になる不安からは免れない。

八苦というのは、これに4つの、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦という苦しみを合わせて八苦というとのこと。
 後の4つの苦は、漢字の意味で大体わかると思うが、愛するものと別れる苦しみ・会いたくない、嫌いな人とも合わなければ、または一緒に生活しなければならない苦しみ、求めてなかなか得られない苦しみ、最後はなじみが薄いが、人には欲しない物事が嫌でも備わっているし起きてくる苦しみというような意味だったと思う。

 結局、人生とは苦しみとともにあるということを悟れば、一つ一つの苦しみに落ち込む必要はないという、受け入れの心が肝心だと言うことだったような気がする。
 
 こうして聞くと、悟りとはそんなに大それたことではなく、真理を受け止める、受け入れること。
それによって、一喜一憂せずに、前向きに生きられることではないか。な。
 仏教の教えは確かに素晴らしいが、今回のように、現代に合わせてわかりやすく説いて布教してくれれば、もっと多くの人が仏教やお寺に興味を持つのではないか。そのためにも接点が必要だが。

 

 - 信念, 社会, 雑記

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