鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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淡泊宣言

   

 私は、妻から「いいわねーそんなんで」とよく言われる。
「そんなんで」というのは、何か問題が起きても、事故にあっても、悩み事があっても、ケロッとしていると言うのだ。
 確かに、そう言われればそうかもしれない。
「いつもニコニコしているけど、悩みはないの」と言う人も多い。全く無いこともない。

 そう思って、そうしているのか、自然とそうなったのか、元々そうなのかよく分からないが、全部当てはまっているような気もする。
 私も、今まで生きてきた中で、人一倍いろんな経験はしてきたと思う。
その中には、感動することも、楽しいことも、怖いことも、苦しいこと、そして死を考えるようなことも。
 そうしたことを経験するうちに、前に歩くための術が自然と身に着いたような気がする。

いつまでも、過ぎたことをくよくよしてもしようがない。
よし、これはこれで区切りをつけよう。
朝の来ない夜はない。夜明け前が一番寒い。
これで済んで良かったと思わなくちゃ。
よし、また、頑張ればいい。

 人間、悩んだり考えすぎると、それが連鎖して、どんどん悪い方に入り込んでしまい、最後にはその気持ち自体が、原因になって、悪い事態を呼び寄せてしまう。
 逆に、いい方に考えると、体調も良くなり、思いがけなくいいことが起きたりするものだ。
気が大事!それを実感してきた。

人間、あまり深く考えないがいい。長く生きても100年。無から生まれて無に帰る。
 自我に目覚めて、ボケるまで、僅か70年だ。
望まなくても、事故や苦労は向こうからやってくる。生きている間くらい、自分から苦悩の中に入り込む必要はない。
 金のないやつは強いと言うけど、人間元々、「無」なのだから、目標や夢を追うのは大事なことだが、いよいよの時は、欲と見栄を捨てれば、死ぬほどのことはない。
 人生、時に応じて、深く浅く!!
ただ、それは長く生きないと、なかなかわからない。結局は若い時に苦労しないといけないのだ!!

 - 信念

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