鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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792 診断と決断

      2020/08/03

コロナが息を吹き返して、さらに感染者数が増えてきた。もちろん、検査数が増えているとは言え、陽性率も低くはなっていない。症状のない感染者が炙り出されたというより、間違いなく感染が広がっているのが事実。これでは、折角のGOTOキャンペーンもあまり経済効果が無く、逆に感染拡大に寄与しているような状況。我が八女市も、今まで1人も出なかったのを誇っていたが、ついに続けて2名の感染者が出た。福岡県は陽性率で比較すると、沖縄・東京に次いで3番目というから、ここまで来ると、いずれは市内でも出るだろうと話していた矢先のこと。

感染者の再増加で、少し光明が見えかけていた飲食業には厳しい試練がまたのしかかる。おまけに、地域によっては水害にも見舞われ、二重苦の飲食業、観光・宿泊業もある。本当にどうしたらいいか路頭に迷うところだが、インタビューに答える皆さんの力強い言葉と姿勢には頭が下がる。そんな真面目に頑張っている人達を是非、政府は手遅れにならないように応援して欲しい。

さて、明日は癌の診断。腫瘍マーカーとCT撮影を行う日。4月から、抗がん剤を1種にして、副作用が軽減されたことは書いてきたが、その代償として、今まで続けてきたその結果の数値でみると、癌が少し大きくなってきているようだ。そこで、前回の担当医との面会で、明日の検査次第で、今後の治療方針を決めようということになっていた。

現在の治療の効果が出ていなければ、別な抗がん剤を試すのか、抗がん剤治療を止めるのか。前者は、もしかしたら癌が再度小さくなる可能性も無いではないが、また副作用で苦しい日々を送ることになる可能性がある。後者は、副作用から解放され、血糖値が平常に戻ったり、睡眠不足が解消され、手足先の痺れが取れたり、毛髪や体重が戻るなどの可能性もあるが、癌の進行は進むことになる。

仮に、明日の数値が改善していれば、今まで通りの副作用と上手く付き合いながら、今の抗がん剤治療を継続するだろう。手術と違い、抗がん剤は投与を続けないと、人それぞれで合う合わないがあり、効果も確立していないので、現段階では、どうすれば、どうなるという答えが分からない。だからこそ、ある程度の結果がでないと判断が難しいし、だから決断も難しい。とにかく、明日の検査結果を診ないとしようがないが、明日は私にとって1つの判断と決断をしなければならない日には違いない。

そう言いながらも、ようやく納骨堂も完成し、今日は義母の初盆供養に参列した。額縁や絵筆なども、まだ買い揃えている(笑)。コロナの副作用で、行事や活動が減っているのは、今の私にとっては残念ながら幸いしている。とりあえずは、これからも予定を粛々と熟し、自分らしい姿で人生を終えたいと思っている。冷静に考えて、そんなに長くない覚悟はあっても、悲壮感は全くない。日々平常、日々平穏(笑)。

 - 雑記

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