鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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787 モカの死

   

ブログで御承知の通り、我が家にカミサマの相手をしてくれている猫のモカがいる。11年前に、私が社長になって一番多忙な時、家に居ないことが多かったので、1人で寂しい思いをしているだろう(笑)カミサマの相手役としてペットショップから買ってきた。それまでは、犬か猫か、または両方とも私が生まれた時からずっと飼っていたが、全て知人や親戚から貰い受けたものだった。

因みに、モカはチンチラと言う種類の純血種。ところが、長男が結婚して、長男の家にも、嫁が連れてきたチワワが、偶然にも同じ毛色のモカという同名の犬が同居することがわかった。我が家にも、家族が遊びに来る時は、殆ど一緒に来ていたが、そのチワワのモカが先週、この世を去った。もう歳も15歳を過ぎ、2年前からいろんな病気を患いながらも、嫁の献身的な介護で生きていた。嫁の落ち込みも大きかったようだが、何と、その後を追うように、我が家の愛猫モカが一昨日旅立った。まだ、11歳だが、この種の猫としては平均的な寿命らしい。やはり、雑種の方が純血種より2割前後は長生きするようだ。

丁度、我が家では、私の治療スケジュールに合わせて、次男の縁談で、先方のご両親との初顔合わせや、納骨堂のお披露目を兼ねた清掃作業、友人の親の葬式などで行事が混んでいたが、とにかく、4日前までは元気で、急変したため、3日間医者に通い、何とか元気になるのを期待したが、わからない間に腎臓をやられていて、手後れということだった。医者の予言通り、3日後に息を引き取り、我が家に2日置いて、我が家の敷地内、カミサマの家庭菜園の中が、毎日お参りできるのでいいだろうと言うことで、埋葬した。

ペットを飼うならば、最低2つのことを覚悟して飼う必要がある。1つは、散歩や注射などのケアや散歩やトイレなどの世話をちゃんとすること。もちろん、旅行に行く場合に預ける所なども確保できること。次が、必ず別れが来ることを覚悟しておくこと。飼い主が年齢的に早く逝く可能性があれば、後を引き継いでくれる人が確定していなければ飼わないがいい。別れが近づいたら、早めの覚悟が必要。

丁度、娘が帰ってきていたので、弱ってからの数日間は、母娘にずっと看取ってもらえたし、医師の話では痛みは無いはずとのことだった。私は、我が家で今まで、5匹の犬を看取ってきた。だから、覚悟はできているので、死に対する受け入れもできる。モカの場合も、可愛そうで悲しくもあるが、カミサマや娘のように泣くことはなかった。

人間も動物も寿命がある。人は80歳90歳と長く生きて、その姿も徐々に老いていくので、歳と死期に大きな乖離はない。しかし、ペットで飼う動物の寿命はわずか13年前後。最初の1年で急に成長し、その後はあまり変化せず、そして寿命が近づくと急に見た目も老いてしまう。だから、中々ペットの死を受け入れがたい。昔の飼い犬は、殆どが外で飼っていて、餌も人の残り物が多かった。しかし、今は、大部分が室内犬。餌も人間より高価なものを食べている(笑)。

死ぬと、人間と同じように葬式火葬して霊園に入れられるのも少なくない。それを平和というのか、核家族の顛末というのか、家族愛の方向違いというのか、それとも動物愛というべきなのか。何にしても、ペット飼育放棄や虐待に比べたら、ずっとずっといい。

今日は、納骨堂清掃の後、モカの埋葬をして、一息と思ったところへ、どこからともなく(笑)以前に使っていた鋼管が後頭部に飛んできて、多量出血し、打った場所が場所だけに、家族の勧めで急遽病院へ。初めての経験だったが、後頭部を剃られて、ホッチギスで3か所縫われて、楕円のテープを張られて沙悟浄状態(笑)。今日から再開した少年補導巡回も念のため欠席させてもらう羽目になった。

このところ、体調がまずまずで、頑張り過ぎていたようで、あっちの神様が、もう少し体のことを考えて、少し大人しくしていなさいと諌めたのかも知れない。どうせ、諌めるならアメリカと中国を。

 - 雑記

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