鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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786 生け花

   

昔(笑)の女性の嗜みとして挙げられるのが茶道と華道。結婚の年頃になると、これらの習い事をさせられることが多かった。今は、女性の結婚観も、生き方も、その親の考え方も変わり、両方とも廃れてきたが、我々年代の男性からすると、そんな姿が見られなくなったのは残念。

その影響は、茶道の道具や花器、そしてお茶の生産にも影響を及ぼしている。その一つ、華道、つまり生け花に必要なのは勿論、花と花器だが、花以外の道具を使うこともある。私は華道をやったことも無く、詳しい訳でもないが、神様が結婚前から華道をやっていて、我が家に生け花の絶える日は無かった。それなりの資格も持っているようだが、人に教えたりする煩わしさは嫌いで、殆ど自家製の花で、毎日のように3鉢程の生け花を玄関に飾る。正月やお盆、来客がある時は床の間に本格的な生け花が現われる(笑)。

さて、私の勝手な思い込みで、生け花は、生け方、花器共に大きく3分されるようだ。まず、生け方だが、一輪挿しという風流を楽しむ生け方。花は椿や野菊などの草花、梅などが合う。これに合う花器は、備前焼きや信楽、萩焼など色や模様を着けない土色の花器が合う。

次に、本格的に生ける生け花。3種類前後の花木を使う場合が多く、バランスもいい。梅の木の古木や野性味のある花木を配して、花との調和による美を創る。場合によっては、人口の針金やボンボンなどを使う場合もある。スッと立ったアヤメやチューリップなどと、低めの花を合わせることが多く、花だけではなく、葉を多用することもある。縦の空間を上手く使うか、横の広がりを魅せるか。花器は、浅めの大き目のものが多く、陶器製のものから、鋳造、ガラスなど幅広く、この場合、花器の選択も生け花の出来に大きく影響する。我々の絵が、中身と額が合うかどうかと同じようなもの。この生け花は、花器の中に沈めた鍵盤と言う針に花木を差し込んで行くが、これがなかなか難しい。私はカミサマの命令で、正月用にコケの蒸した梅の木の枝を何本か用意してあげるのだが、そこそこ大きい枝を、鍵盤に差し込み安く、そして差し込んで枝の上部を支えられるように作るのが結構難しい。昔、侍の時代に、武士が生け花の茎を切った切り口を見て、その武士の剣の腕前を推し量ったと言う映画を観た(笑)。

3番目が自由花という部類で、比較的広口の花器を用いる。これは多種多様で、少々派手な花器でもいいし、おおきな素朴な花器でも、中に入れ込む花の種類に合わせて自由に選べる。お店などの玄関口にもこの手の大きいものが多いが、花が有る無しでは、店の雰囲気も店主の印象も変わる。

自由花とは言っても、やはり花の内容との調和は必要。気合というか精神力というか、それにバランス感覚、美的感覚、更に修養経験は、どの分野でも共通するようだ。ゴルフだって、思い切りや振り切り姿勢がいいと、やはり珠はそれなりの方向にされなりに飛ぶ(笑)。

昨夜も、抗がん剤を打った日と言うことで、やはり睡眠不足。睡眠不足は肺に来る。ただ、今日は午前中、納骨堂の塗装屋さんと内装屋さんとの打ち合わせ。昼は、取引先社長来訪にて会食。その後も来週まではスケジュール満杯(笑)。水害被災者やコロナ被害者の皆さんのことを考えて、頑張ります。

 - 雑記

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