鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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725 朝刊配達

   

抗がん剤治療も少し慣れて、タカをくくっていたら、どうもおかしい。前回以上に体調が悪い。喉の渇きや味覚障害などは今まで通りだが、きつい。脱力感を超えている。これはちょっと異常だと思い、体力回復に点滴でもと思って、カミ様に病院に電話してもらい処置してもらうことにした。血液検査の結果、何と血糖値が通常100以内。200は糖尿病の数値、300は危険というのに、450まで上がっていた。膵臓から肝臓に通っている膵管が圧迫されて、糖を分解するインシュリンの出が悪くなって異常に糖が上がっているとのこと。   

点滴と一緒に、インシュリン注射をして2日間続けたら、1日目に320まで、2日目で120まで下がり一安心。糖尿病とは違い、一時的な急上昇だったので打ち続ける必要はないだろうとのこと。ただ、喉の渇きと、喉の通りの悪さで2日間は一睡もできない。そんなデリケートな体質ではないのだが(笑)   

眠れない中、朝の3時丁度に朝刊が配達されているのに改めて気付いた。雨の日も風の日も。当たり前のようで当たり前じゃない。新聞もずいぶん配達先が減ってきたのではないだろうか。新聞で無くてもタイムリーにネットでニュースを見ることが出来る。私も、ニュースはネットの方が早いかもしれないが、新聞には地元版というスペースがあり、ここで本当に地元の記事や、葬儀のお知らせが載っている。ここが必要なので取り続けている。     

今日は、神戸の大震災から25年目とのこと。私は、この前日から神戸三宮におり、三宮ステーションホテルに泊まる予定を急きょ変更して帰ってきたが、止まっていればホテルと共に瓦礫の下。この世にはいなかった。それからすれば、既に今、残っている命自体がおまけみたいなもの。だから癌とも付き合っていけるような気がする。

 - 雑記

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