鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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641 救世主

      2019/04/17

タイガーウッズが奇跡的な復活優勝を果たした。

世界中が、これほど興奮する優勝はあまりない。これで女子ゴルフに人気を奪われていた男子ツアーも少し人気を取り戻すのではないか。スポーツ界には、このように人気が落ちかけた種目やチームに、衆目を取り戻すような選手が数年に1度というような割合で現れる。             

正に、救世主という訳だ。日本でも誰もが知っている野球のイチロー、競馬の武豊、卓球の愛ちゃん、スケート界の羽生選手、スポーツでは無いが将棋の藤井少年など。そういう選手には、みんなが敵味方国内外を越えて応援するし、そういう人に共通するのは、もちろん才能もあるが、その道に一心に精進していることだろう。

私達も同じ人間なのだが、やはり違う。もちろん体格や持って生まれた才能も違うが、彼らの多くに共通することがある。それは、幼い時から、自分のすぐ身近に、そのスポーツや競技に触れる環境があり、親や身近な人など優れた指導者がいて、幼いころから優れた指導を受けていること。どんなに天才があっても、それを引き出し磨いてあげる人がいなければ、自分だけでは日本一、世界一にはなり得ない。残念ながら、私の親はゴルフも将棋も、スケートもしなかった。勿論卓球も(笑)

救世主と言われる人物は政治の世界にもいた。その多くは、世界が乱れて戦い、人民が飢えや貧困に苦しんでいたて時代。救世主の元祖はキリスト。我が国の戦国の時代から、平穏な江戸時代を築いた徳川家康もある意味では救世主かもしれない。近年の中国の孫文や毛沢東も、中国国民にはそうだったかも知れない。我が国の近年にも、全国区でなくても、地方の町村で村おこしで町を元気にした、その土地の救世主もいるだろう。

今、地方選挙の真っ最中、自分が出来ないことを言ったらダメかも知れないが、過疎化に苦しむ地方を元気づける救世主は現れないものか。名前の連呼で、なかなか魅力ある言葉が聞こえてこない。みんな夜の街の救世主にはなっているようだが(笑)  

そんなに偉大な力は無くても、誰か1人または1匹のための救世主にはなれるかも知れない。

 - 雑記

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