鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

*

地方の魅力

      2015/07/30

高層ビルが林立する都会。
 家はポツンポツンとして、山や田畑が広がる、さびれた田舎。
勿論、田舎には、人を解き放つ、そして人を優しくする広々とした田園や緑の山々が広がる。
春には菜の花が咲き、初夏には蛍が舞う。秋は山が赤く染まり、冬にはあちこちでホンゲンギョの火が焚かれる。

 しかし、それだけではない。都会にない田舎の魅力の一つが、地方に伝わる物語や史跡。
例えば、当地八女には、大小たくさんの古墳や遺跡が残っている。
 その中には、朝廷と戦った岩井の一族のものや、中国から秦の始皇帝李命を受けて不老長寿の薬を探しにきた
徐福伝説の地、南北朝時代に当地に赴いた天皇家縁の陵墓、八女の地を治めていたという八女津媛神社など、い
ずれもロマンに満ちた史跡が残っている。
 形の有るものばかりではない。
国や県指定の無形文化財として、燈籠人形劇や山間部の浮立や風流。
 そして近年、都会では見られなくなった近所付き合い。自家製野菜などの差し入れ。地域のコミュニティ。
何と言っても、人の良さ、人の優しさ。
 都会から来ると、みんな驚くのが、留守中の玄関開けっ放し!!近年は警察の指導で、鍵をかけている家が増
えているが(笑)まだまだ多い。なぜならば、近所の人同士がみんな熟知しているので、見知らぬ人が来るとす
ぐわかるからだ。
 そんな田舎が、消えつつある。
失ってわかる親と田舎。

 - 雑記

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