鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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国会議員のお仕事

   

 今、国会は森友問題一色になって、野党議員が久しぶりに頑張っている。それは、それで大事な事なのだが、これが国会議員の本来の仕事ではない。
 国会議員の仕事は、あくまでも、世界の中の日本国の政治を司り、国民の幸せな生活と安全平和、そして未来のために仕事をすること。
 
 地方では、「国会議員が頑張ってくれる」という意味は、地元の要望に応えたり、地元のために助成金などを引き出してくれる人。或いは、」会ったことも無い選挙区の葬式や結婚式、または老人会に一生懸命、顔を出す人(笑)
 確かに、地方の窮状は、中央に届きにくいので、地元から出た国会議員が汗をかいて、地方だけでは出来ない道路や河川の大きな改修、基盤整備、産業創成などに頑張ってくれることは大事な仕事だ。
 それが従来の選挙制度での国会議員。
しかし、それだけを一生懸命やってもらっても困るので、新しい選挙制度が出来た。比例代表というやつだ。
 これは、地元から選ぶのではなく、自民党や立憲民主など、その党の理念や目標を国民が選択し、その党が選んだ人材が、その票数に比例して当選する。
 だから、地元選挙区選出の議員は、当然地元のためにも尽くしてもらいたいし、各党は日本のために働いてくれる人材を選定し、その比例代表で当選した議員は、まさに国のこと、つまり国民と世界に於ける日本国のことを最優先に考えて頑張ってくれればいい。

 よく、比例代表で当選した地元の議員に、「あいつは全く地元の為になっとらん」と非難する人がいるが、それを望んではいけない。比例代表議員まで地元優先に走ってしまったら、国の将来が心配になる。
 立派な志を持った人が、人の人望を得て、議員となって、やがて時がたつと、取り巻く環境や甘言に染まって、いつの間にか私利私欲に走ってしまったり、天上人になってしまったりするのを目にするが、それは、その人だけが悪いのではない。選挙民が悪いし、取り巻きがそのように仕立ててしまっていることが多い。

 

 - 信念, 政治経済, 社会

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