鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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コンサート

   

 おじさん合唱団の30周年コンサートまで残り1か月余りとなった。
5年に一度のコンサート。だから大変だし、だから助かる。
 前回の入場者が650人程度だったが、以前は人集めに、子供達の合唱団や地元のお姉さん合唱団の友情出演などもプログラムに入れていたが、今回は純粋におじさんだけの合唱。
 今回の目標は700人!!合唱のコンサートなど、私だったら、誘われても行かないと思う。
ただ、聴いていいところもある。それは素人だが、いい加減ではなく、そこそこ音符に忠実に歌っていること。それにアニメソングからポップ、民謡と幅広いプログラムで飽きが来ない。  と思う。
 何よりは、最高齢78歳で、元気で頑張っている姿は、リタイヤして家でブラブラしている旦那に聞かせるにはいいと思う。
歌を歌うのは、ジョギングと同じくらいの効果があるらしい。
 それに、音符を理解して、音の高低や長短を正確に合わせ、更に他のパートの強弱にも合わせて歌う、つまりカラオケのように自分のいいように歌うものではないので、頭の体操にもなるし、協調性もできる。

 こういう周年コンサートで大変なのは、準備と資金集め。
会場費やポスター。パンフレットやチケット印刷など100万円近い費用がかかる。
 それを、合唱団の会費からの積立金と協賛金、チケットの前売り金で賄うのだが、主力となるのが協賛金集め。だから5年に1度くらいがお互いの為にいい。
 
 元々、合唱なんてやる気はなかった。妻が高校の時から合唱をやっていて、結婚してから、通っていた高校の合唱団OBで混声合唱団を立ち上げ、入団を勧められたが、そんなの男のやることじゃないと断っていた。
 ある日、二次会でカラオケを歌っていた時に声かけられたのが、私の知人と飲みに来ていた今の合唱団の一人で、その時は初対面だった。是非、練習を覗くだけでいいからと頼まれて、いつの間にかその日から練習が始まった。
 男だけの合唱団なら、まあいいかと。
丁度15周年の前で、補強メンバーが欲しかったということで、そのままずるずるとアリ地獄に墜ちた。

20周年を終わった後、創立以来からの団長から、団長を引き継いで25周年を何とか成功させた。
 ただ、会社の仕事で練習に行けない日が多くなり、30周年を前に、私が入団する前から頑張ってくれていた団員に団長の役目を託して、今回は企画と司会を引き受けることになった。
 
 私のような人間は、来場者が喜ぶように面白おかしくやればいいと思うが、ちゃんと音楽をやっている人は、やはり音楽人としてのプライドがあるので、コンサートは、いつもその折衷案で成り立つ。
 入場料の500円は、聴いても金を返せとは言われないレベルかなと思っている。

 - 雑記

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