鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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809 癌仲間

   

今朝は、ゆっくり寝ていると、下で話し声が聞こえてきた。話し声や内容から、我が家の前の道路を通って、キウイ栽培に行く農家の人とカミサマの立ち話のようだ。

いつも元気な奥さんと軽トラに乗って作業に行っていたが、その奥さんが、昨年、私と同じ癌の病となられた。私も、癌だと知って、家の前で合うとご主人と車を止めて話をするようになっていた。もともと闊達で明るい人柄で、私と年も近い。お互いの様子を聞きながら、お互い頑張りましょうと励まし合っていた。

奥さんの病気が進んでからは、ご主人も、病院への送迎や食事の用意など、よく介護をされていたが、近頃、奥さんを見ないと思っていた。カミサマの話で入院されたと聞いていた。今朝の家内との立ち話では、奥さんが既に手の施しようがなく、食事も摂れず、恐らくあと1月くらいの命だろうとの内容だった。

知人がそのように厳しい状況で亡くなるというのは、想像しても悲しく寂しいものがある。だからこそ、私は逝く寸前まで元気でいて、家族友人、同じ病気の人々に元気でいて欲しいと思っている。

昨夜は、大分から次男の婚約者のご両親に来てもらい、居酒屋で、ざっくばらんに結婚式の話も兼ねて食事をした。ご両親ともに、お酒を飲まれると言うことで、私も久しぶりに、お付き合いに生ビールから、冷酒3号程度、グラスワインと3種の神器を頂いた(笑)。

店に知人が何組が訪れたが、みんなが口を揃えて、とても病気には見えない。元気そうですねと言ってくれる。このところ、多少いい時とキツイ時の波が出てきたが、そえ見えることは有りがたい。正直、自分もある時を境に、厳しい状態になるかも知れない。しかし、プラス思考に考えて、今ある状態を有難いと思って、その時まで、やるべきことをやり、やりたいことをやっていこうと思う。

 - 雑記

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