鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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738 新型コロナウイルス

   

中国武漢から感染が始まった新型コロナウイルス。何でこんなに大騒動になったかと言うと、とにかく新型というくらいだから、まだ、特効薬がない。感染が早い。抵抗力の無い人は肺炎を起こし、死亡する場合がある。    

とにかく、タイミングも悪かった。中国の春節という、日本の正月。中国民が都会から田舎に帰ったり、大型連休を利用して旅行するなど大移動する時期に当たってしまった。この感染病が分かったのは11月とも言われ、それを警告した医者は、騒乱を起こすなどの理由で当局に確保され、口を封じられていたらしい。私も中国事情に詳しくはないので、あくまで伝聞でしかない。年明けて、2月になって感染が目立つようになり、中国も急遽、その事実を公表して武漢の封じ込めを行ったが、既に手遅れで、感染した中国人が国内は元より、世界各国に、旅行や商用などで拡散しており、発生してからの後手後手の対策となってしまった。    

我が国は、安倍さん号令のもと、観光大国を目指し、特に中国からの観光客誘致に力を入れていたことが仇となり、今回の騒動以前に、すでに来日中国人により感染していたと思われる。もちろん、一番は外国の感染したクルーズ船を受け入れたことと、武漢からの帰国者による発生の割合が殆どで、その後の国内感染も、その2ルートの関連や、中国人観光に関連するものが多くを占める。   

中国が最大の被害国であるから、中国を責めることはできないが、情報制限という独特の共産党体制が、拡散を許したという事実も間違いない。元々の原因はコウモリを食べたとか、アナグマを食べたとか言われるが、とにかく動物由来ではあるらしい。中国と言う国は多民族国家で、まだ古くからの食生活を継続している民族や地域があるのも事実。しかし、食べたのか接触しただけなのかは分からない。     

さて、我が国では、連日このニュースを流し、注意を喚起しているが、2月中旬以降、いろんな催事や集会などの規制が出されるようになり、ついに、安倍首相は、国家的危機だと言うことで、突如として全国の小中高の休校を要請した。そういう話し合いが進んでいるという前触れもなく、3月2日の実行日まて、僅か3日しかないタイミングで。これには、学校も保護者も、もちろん生徒もなすすべがない。それに対して、殆どの自治体が右に倣いをした。これに逆らって責任を取りたくないし、政府に逆らいたくないのだろうが、この影響は、学校関係に止まらず、生徒が休みで家に居ることになるため、働くお母さんたちが、特にシングルマザーも困惑している。これにより、ただでさえ落ち込んでいる経済活動は更に窮地を迎えることになる。    

大変だ大変だ、どうにか食い止めねばていう気持ちは分かるが、政治家として、あまりに乱暴すぎる。せめて、そういうことを今から検討する、専門家や教育現場、労働や経営代表などを集めて審議し、最悪でも10日間くらいの準備期間は必要。

こんなことを書くと顰蹙をかうかもしれないが、国家的危機というが、クルーズ船を覗いて、現在の感染者が230名程度、死者が4名。もちろん、この数字は少なくとも倍にはなるだろう。しかし、このウイルスは、手洗い・マスク・熱湯消毒・アルコール消毒で防御できるし、人体以外では数日間で死滅すると言われる。    

今、交通事故は年間50万件以上、死傷者60万人以上、死者3000人以上で、事後死亡まで加えるとそれ以上になる。年間の自殺者数は何と2万人近くに及ぶ。こちらの方が問題だろう。国家的危機とは、このウイルス以上に、この問題で大騒動して、必要以上の規制や自粛を行い、それによってもっと大きな副作用を引き起こすことの方が心配される。   

私の癌治療も、治るのが分かっていても、それを強くやりすぎると副作用で体力がもたなくなるため、そのバランスを考えて行っている。思い切った手術をして結局帰って寿命を縮める例も多い。     

安倍首相は、歴代の総理の中では、田中角栄さん以来、頑張っている首相だと思う。しかし、残念ながら、田中さんと違うのは、生まれた時から雲の上、庶民の生活や実態には疎いだろう。それであれば、それが分かる人材を集めて審議を尽くせば、こんな騒動にはなっていないはず。時間はあったのに、「さくら」など、近年一連の自分の失態で大事な時間を浪費した点も反省してほしいものだ。野党も野党で、相変わらず、今回の問題でも存在価値が見えてこない。   

今回、市レベルの自治体の中で、政府の要請に逆らい、その自治体の事情や市民の生活面から、独自の休校スケジュールや、休校しないなどの方針を発表したが、相当の責任を負う覚悟でないと出来ないこと。意見はさまざまで結果がでないと成否は分からないが、私は地方自治がそこには生きていると安心した。中央集権国家は一つ間違えば、全て間違うことになる。

 - 雑記

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