鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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723 癌治療中間報告

   

よく、闘病生活と言うが、病気と闘ってはいけない。戦えば負けた時に取り返しがつかないが、病気とは話し合いが必要。共存できるものは、うまいこと共存すればいいし、そうでないものは、病原を良く知って、少しずつ退いてもらう。気持ちの中での話し合いで治すのがいい。   

私の癌が分かったのが6月下旬で、それも余命4か月の膵臓から肺転移の末期癌。当初から末期癌であれば手術や抗がん剤投与などで、最後に苦しんだり動きの取れないまま逝きたくはなかったので、最後が近づいたらホスピスで私の人生そのままに、やれることをやって楽しく終わるつもりだった。  

ある思いがあって、8月にカミングアウトした。それは、自分でも話を聞くだけで、癌の治療の実態や苦しみが分からない。ならば、私の経験を皆さんに知って貰い、癌になってこれからの治療に不安を持っている人、そんな家族や知人を持っている人に知らせるのも役に立つのではないかと思ったからだった。ところがカミングアウトした後の反響が想定外に大きく、私の付き合ってきた友人や団体などで、予定が取れない程、励ます会を開いてくれたり、会あるごとに頑張れコール。娘は速球で結婚し、子供まで頑張ってくれるというし、カミ様は、もういらないと言っていた鯉を一緒に飼うようになってくれたり、バーベキュー小屋建築を支援してくれたりで、自分のことだけ考えてさっさと逝くわけにはいかなくなってしまった。      

人は、目標や夢があれば、取り敢えずそこまでは生きたくなるし、生きられると思う。私の目標は、取り敢えず、今月来月の個展。次が卒業式入学式の務め。花見と蛍観にみんなとバーベキュー。魚釣り。9月予定の娘の出産。おそらく年内か来年あたりの次男の結婚式。    

本題の治療だが、癌が発覚して最初は、みんなが進めてくれるサプリなどを飲んでいて、8月からだったか、非保険適用の温熱治療を開始、10月からは地元公立病院の保険適用設備による温熱治療に切り替え、12月から、前述のような事情から、抗がん剤治療を決意。12月4日は入院しての投与。18日は通院での投与。年明けて本日9日に3回目。次は行事のことを考えて22日。その次からは我が儘は効果を下げるとのことで毎週1回の投与。投与から1週間は流石に、吐き気と食欲不振、倦怠感。それに喉の渇きと便秘が伴う。ただ、それが分かってくると備えて置けば辛さも薄らぐと思う。   

毎週になれば、3週やって1週休み。その後は成果を見て、投与になるか飲み薬になるか。飲み薬になると、ずっと楽になると聞いている。3回投与後にCTを撮って推移が分かるらしい。     

参考に、私の場合は、抗がん剤投与の合間に温熱治療に類似した体内温度を上げる施設に行ったり、多くの薬を服用するため、口内炎が出来る頻度が高いというので、蜂蜜を融かしたお湯で薬を飲んでいる。最初の時に便秘が酷かったので、それ用の薬を病院でもらって毎食後服用で改善している。夜中も喉が渇くので、枕もとにペットボトルを常に置いておく。紙が抜けるが私はさっぱりと丸坊主にしたが、癖になりそう。業務用にカツラは買った。あとは出来るだけ運動や外出など平常活動に心掛け、お誘いにも応じて、お酒も従来の5分の1くらいは飲んでいる。どうせなら赤ワインがいい(笑)    

今日の3回目の結果は、また報告します。苦しんでいる人に気休めは言えませんが、病は気から。病になってからも気持ちが一番。前向きに。

 - 雑記

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