鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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718 個展

   

何の話からこうなったのか。恐らく考えなくても、いつものように飲んだ勢いだったのだろうということはわかる。とにかく、私の女性友達が思い立ってくれて、やろうということになり、つい勢いで乗ってしまった。個展と言うのは、私が描き溜めた油絵のこと。   

私は、子供のころから絵を描くのが好きで、中学時代に描いた絵を、当時の教頭で日展系の創元会という絵画団体の八女支部長だった樋口保先生が観て、油絵を勧められ、1人残って習い始めたのがきっかけ。高校に行くと、中学でやっていた剣道に進んだため、美術部には入らなかったので、油絵は中学きりとなっていた。   

ただ、描くことは好きだったので、大人になってからも自己流でぼちぼち描いていたが、その後樋口先生と再会し、また先生の門下生と一緒に描くようになった。今は日展にも出品している池田つた子氏や水彩画家の大津敏郎氏などが一緒だった。やがて、先生の勧めで創元会に出品するようになり、西日本創元会展で最優秀賞を頂き、翌年から東京上野美術館の本展に出品するようになり、3年連続入選し、会友推挙をという時に、会社がおかしくなり、経営再建を担うことになり、絵の方を断念せざるえなくなり、脱会した。  

その後は、小品を1年に1~2枚描いて、開店祝いや新築祝いなどにあげるくらいのペースで、全く描かなくなったわけではなく、そんな残りが少しずつ溜まっていた。     

今年、ようやく経営を後進に任せ、一線を退いたのを機に、倉庫代わりになっていたアトリエも整理して、さあ描き始めようと思っていた矢先に、末期がんの宣告を受けてしまった。そんな始終を知っている行きつけの串揚げダルマの女将が思い立ってくれて、それに音楽関係のピアノ演奏家とその仲間が乗ってくれて、1月に夜の部を串揚げ屋で、2月に昼の部を喫茶店で開催することが決まった。どちらかと言えば、絵画個展というより、酒や食事をしながら、ついでに観て貰おう。私の友人知人で絵を見たことの無い人達に酒の肴に観て貰おうくらいの軽い個展(笑)   

30年前くらいに描いた絵から、現在までの絵を20点ほど展示する予定。絵画展と言えば、創元展の他は、樋口先生の教室のグループ展、個人では30年程前に福岡銀行の計らいで一度ロビー展をして以来のこと。まさかここにきて個展をするとは思いもしなかった。これも癌の副作用というか副産物(笑) 準備は、ダルマは私の飲み仲間、喫茶店は私の所属する合唱団の仲間が手伝ってくれると言う。私は真に、友人の暖かい思いやりで生かされている。益々、それに応えなければと思うこの頃。

   

 - 雑記

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