鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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649 令和最初のブログ

   

今日から元号がいよいよ令和に変わる。天気は曇り。世間は10連休だが、私はいつものように会社で仕事をしている。ところが、どうもここ数日熱っぽくて身体が筋肉痛というか怠い。普段から、病や怪我は気合で治す性分だから、わざと身体を使ったりして頑張っているが、何とか連休の間に治したい。

さて、自分の平成を振り返ると、丁度平成元年に役員に就任し、平成5年頃から本格的に会社の改革に取り掛かり、平成17年に請われて代表取締役に就任して15年目になる。社長に就任してからの10年余りは、業績も好調を維持してきたが、予測した通り、やはり10年周期説で、何かが起きてくる。

当社の場合は、近年の気象変化による農水産物の生産量や品質の変化が第一。次が人手不足と人件費の高騰につきる。そんな状況で全国の生産量が減少しており、価格改定は出来る環境にはあるが、それに頼りたくない意地というかプライドもある(笑)

毎年、それに対応した手は打ってきたが、それ以上に変化が大きい。安定している時こそ、そういう時のためにと設備などはある程度先行してきたし、配当を抑えて、内部留保も資本金の数倍を積み増してきた。しかし、交替期を真近にして今の低迷傾向をそのままにしては去れない。後進にこういう時期の対応経験をさせたいという気持ちの反面、残りの時間で、自分の役目として、もう一度上向き傾向の業態に戻して、安心して後を任せたいという気持ちがある。

原因は分かっているし、業績もまだ深刻な事態ではない。深刻ならばブログには書けない。金融機関が心配する(笑)。それに数年前から取り組んできた成果も出てきた。その原因の部分に集中して改善が出来れば、業績が再浮上することも分かっている。分析は出来ているので、後は手段だが、どんな業態でも、分かっていても、そんなに簡単にいくものではない。しかし、長寿企業と言うのは、10年に一度、20年に一度というような度々の危機を乗り越えてきたからこそ存在する。

当社も、あと2年余りで90年を迎える。その時に経営状態もいい形で迎えたい。自分の身体も、人生も会社も、ずっといいばかりの状態は続かない。そんな時に、どうするかで、その先は変わる。逆の発想で、そういう人生や経営の山や谷を楽しむくらいの前向きさがあれば、きっと最終的に目標は達成できると信じている。

あれこれ趣味を変えて生きる。いろんな会社に勤める。それも人生かもしれないが、一つのことに、一つの会社で、そのプロになって生きるのもいいものだ。

尚、平成最後のブログで書いた、問題は本日無事解決。社員が頑張って解決してくれたお陰で、連休後半は安らかに過ごせる(笑)

 - 雑記

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