鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

*

540 行動はこだまする

   

 山に登ると、子供や学生の頃は、よく前方の山に向かって大きな声で、「ヤッホー」と呼びかける。すると少し遅れて」「ヤッホー」と戻ってくる。
 何で、ヤッホーなのかは考えもしなかったが、最初はヤッホーで、その後、バカヤローとかおーいとか、みんな好き勝手な言葉を続ける。
 ヤッホーと言ってバカヤローとは返ってこない。
好きだよーと叫んで、嫌いよーとも返ってこない。
 こだまは、投げかけた言葉が、そのまま返ってくる。

 人の発言や行動も、こだまと同じで、そのまま返ってくるようだ。
人の悪口言っていると、自分も影で悪口言われているし、人にいいことをしてあげれば、それもちゃんと返ってくる。
 それは、その時その言動を指令する自分の精神が、そうなのだから、人の嫌なことをすると言うことは、その時点で嫌な奴になっているわけだ。逆にいいこと、喜ばれることをするということは、思考がいい人だから、いい人は好かれるし、みんなが好意で接することになる。
 だから、見返りを考えていいことをしても、それは行動の源が違うから、いつか見透かされたりボロが出て、結果は当然変わったものになる。
 
 人が困っている時、お金を出してあげれば、お金そのものでなくても、それに相応するものが返ってくる。
 人の物やお金を悪意で奪えば、必ずいつか、それなりの償いが待っている。
命を奪えば、その後の人生を最悪なものにすることで償うことになる。
 普段でも、車を運転していて、横から出ようとする車に、道を譲ってあげれば、回りまわって自分も譲ってもらえるようになるだろうし、そうでなくても気持ちがいい。
 逆に、わざと妨害していれば、自分自身が、いつもイライラして運転することになり、いつかは事故に繋がる可能性が高い。
 何も、見返りを期待せず、善意を持って生きれば、きっと向こうから善意の波がやってくるだろう。期待して行うのは偽善という。
 浦島太郎も、花咲じいさんも、何かを期待した訳ではない。
本人に、直接聞いたわけではないが。笑

 - 信念

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