鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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仏教

   

 昨日の法事の際、お坊さんが説法をして頂いた。
だいたい、葬儀や法事の時は、一連の念仏が終わるとお坊さんのお話がある。
 今回は、身内だけの法事で、大勢ではなかったので、お坊さんに訪ねてみた。
因みに、そのお坊さんは、法華経だったので、南無妙法蓮華経。我が家は浄土宗なので南無阿弥陀仏である。
 「浄土宗又は浄土真宗と法華経の日蓮宗の教えでは何が違うのですか」と。
で、その答えは、「浄土宗は、死んだ後に、あの世で大日如来が、分け隔てなく極楽浄土に迎えてくれるという教え。日蓮宗は、生きている間に徳を積んで極楽浄土に行きなさい。つまり死後の世界の教えと、生きている中での教えの違い」だと言うことだった。

 どちらも、身体が死んでも魂が残り、皆さんの周りに存在し続けるという教えには変わりないと言われた。
 私は、現実主義なので、人間は死んだら火葬されて灰になり、他の動物と同じく無になると思っている。しかし、魂が残るという話や、徳を積んで極楽に行くという話を否定はしない。
 もしも、それを否定して、人が、そういうことを信じなくなり、拠り所が無くなれば、本当に他の動物と同じで、社会は無秩序になるだろう。
 だから、南無妙法蓮華経でも南無阿弥陀仏でも、アーメンでもいい。

 恐らく、殆どの人が、科学的に死後のことは理解している。しかし、人として教育や経験の中から、死んだ人の声が聞こえたり、自分を助けてくれる。
 また、見えない神様にすがったり、仏に頼ったりする。それは人が学び取った生きる術なのだろう。
 だから、私も仏間の近くを通る時も、父や母の顔を浮かべては、ちょっと手を合わせる。
ただ、それを信じる人を取り込んで、金を巻き上げる悪徳宗教もあるようなのでご用心。

 - 信念, 社会, 雑記

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