鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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518 平成30年7月豪雨災害

      2018/07/11

 今回の九州から中国地方、更に近畿地方まで及んだ豪雨災害を、政府は「平成30年7月豪雨災害」と名付けたらしい。
 死者は予想以上に多く、200人を超すのは、残念ながら、ほぼ確実な状況。
復旧作業も、赤土が乾くとやっかいだし、その土は衛生面でも問題がある。その上、猛暑の中の作業となると、なかなか進まないだろうし、中元時期を迎えて、物流も混乱する。
 また、猛暑の中で、居宅に入れなかったり、居宅の電気やガスなどの生活機能が停止していれば、当面は、それまでの、当たり前だった生活が出来ない。

 人は、どんなに優れていても、自然の力には、遠く及ばないことを、再認識させられた。
前回のブログで書いたように、これは、人が作り出した温暖化に対する、自然の警告ではないか。もっと温暖化が進めば、もっと大きな自然災害が発生するのではないか。

 ところで、今回も、逃げ遅れた人や死者が多く出たことで、その避難勧告や、避難指示の出し方について、一部で非難しているような発言を見受けるが、これはお門違いだろう。
 ニュースで言っているように、50年に一度とか、生まれて初めてとか、とにかく想定外の豪雨。もちろん、このような気象条件を作り出してしまった以上、今からは何度も起きるだろうが、今回は初めてなのだ。
 それに対して、なぜもっと早くとか、自治体職員を非難するのは酷というもの。
職員も、同じ地区民でもあるし、同じ被災者かもしれない。
 恐らくは、住民が今までに経験したことのないことだから、住民自体が、まさかという気持ち、油断があったのではないか。
 避難指示が早すぎると、みんな「まだまだ大丈夫」「まさかここまでは」「今までもなかったし」「いつか治まるだろう」というような気持で、動き出さない。
 指示が出ても、まだゆっくり構えている人も多く、急激に増えた水嵩に間に合わなくなったというケースが多いのではないか。
 夜だと特に、外の方が危ないと思うし、平地の家屋では、2階に上がれば、取り敢えず大丈夫だと思う人の方が多いだろう。とにかく、これは災害であり災難なのだ。

 現代社会、何事もシステムが出来過ぎて、自分で判断し行動するという、本来の人間力が衰えている。
 それは、賞味期限問題と同じこと。表示された年月日頼りで、自分で大丈夫かどうかの判断が出来なくなっている。
 まだ、戦後のおばちゃん達の方が、判断力も生命力も強い。だから、賞味期限を1か月過ぎた食品でも、自分で味を見て食べる。笑

 恐らく、自動運転車や道路管理システムが出来たり、サプリや体質管理システムが進んでいくと、人間力は益々減退して行くだろう。

 昨年の北部九州豪雨も、今回の被害も、僅かな距離で、助かったり被災したり明暗を分けた。幸いに、私も会社も社員も、そして取引先や友人も事なきを得たが、被災された皆さんや無念にも無くなった皆さん、そのご家族に対しては、お見舞いとお悔やみを申し上げたい。
 また、筑後地区ということで、多方面から心温まる気遣いを頂いたことに対して感謝。

 - 社会, 雑記

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