鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

*

経験無くして

   

 今の世の中、10年前に携帯がガラ系からスマホになったかと思うと、機器の進歩も早いが人の順応も早いもので、近年、フェイスブックやツイッターなど、SNSによる投稿が盛んになっている。
 その中で、目立つのが、投資や俗に言うねずみ講みたいな会員増員商売の誘い。
人のためになる投稿もあれば、人を惑わしたり傷つけたりする投稿もあるようで、まさに玉石混合という有様。中には顔だけひたすら投稿する人もいるが、その自信と勇気は称賛に値する。別人の写真もあるようだけど(笑)
 次に多いのが、悟りを開いたような、見る人に対する教えの言葉。
それも、どう見ても、まだ若い。
 
 人が、他人に真理を教授するには、もちろん、その人が特別に才能があったとしても、やはり経験と言うスキルが不可欠だ。

 例えば、高い山に登ったとする。
一度、山に登った人は、「山に登る時の服装はこうがいい、山の地形はどうだ、途中はこの辺で休むといい、何を持って行ったがいい、山頂からの景色は。。。。」
 しかし、一度では分からないことが沢山ある。山はその時々の季節や天候で一変する。
強風が吹いたり、雨が降ることもあり、雪が積むこともある。出ていた湧水が枯れる季節もあるかも知れない。
 遠くで見る美しい雪山も、登ってみると景色は変わり、危険も多い。
それらは、何度も登って経験しないとわからない。
 若くて実体験が無い人が、悟ったようなことを言うのは、恐らく、いろんな書籍などを読んだり、人の話を鵜呑みにして、悟った気持ちになる錯覚だと思う。
 自分でそう思っている分には、何も問題ないのだが、それを他人に表示するとなると、人の人生を左右することさえあるので、やはり、発言や書くことについては、自分で実践経験して裏付けを取ってからがいい。
 それは、決められた時間の中では、恐らく人生を最低60年くらいは生きないと、悟れないと思う。

 ゴルフでも、そうだ。
打ちっぱなしで、上手く行って、ゴルフはどうだこうだと言っても、実際回ってみると練習場とコースは全く別物。
 練習場は平らだし、邪魔な木も生えてないし、バンカーも無い。
 コースと言っても、それぞれのゴルフ場でまた違う。
多くのコースを回って、いろんな失敗をして、調子が良かったり悪かったり、なかよしゴルフや、大きなコンペにも出て、最後に、ゴルフとは、という事になるのだ。
 私は、かれこれ30年以上ゴルフをやって、やっと悟った。しかし、どう悟ったかは、皆さんにやる気を無くさせるといけないので言わない(笑)

 私の商売は、季節性もあるが、原料の多少や時期がその年々の天候にも大きく左右される。
それでも対処して、やっていけるのは、これまでの経験と、それから蓄積された先を読む力、勘みたいなものによるところが大きいと自分でもわかる。
 長い歴史のある会社が、しぶとく続くのは、その経験の蓄積を活かすリーダーがいるからで、それを無視して、その老舗というのれんだけに乗っかって、先しか見てないと、いかに老舗と言えども、あっと言う間に幕を閉じることもある。
 「古きを知って、新しきを知る」
 「先見性は経験より出ずる」

 - 信念, 社会, 経営

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