鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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肥満の原因

      2016/10/12

 この題名を書くと、かなりの人が関心を持つかもしれない。
先週、大阪に近い兵庫県の雲雀が丘という閑静な自由宅地の中にある、東洋食品研究所という、文字通り、食品の研究をしている研究所の顧問会というものに出席した。
 年に一回、この研究所とつながりのある食品業界のトップが参加して開催されるのだが、顧問数は約30名ほどで、明治・ハウス・はごろも・カゴメと大手メーカーの中に混じって、当社のような小規模な会社が参加しているのも、加工食品の発展期の頃からの縁を大事にしてもらっているためだと思う。

 この研究所は、併設される東洋食品短期大学と共に、東洋製缶という日本最大の容器メーカーの創業者であり、通産大臣でもあった、故高崎達之介氏が私財を投じて創立した研究所である。
 現在は、公益財団法人となり、企業などの依頼を受けて特別に研究するもの以外の研究内容は広く公開される。
今回も、3名の研究員の発表があり、農産物の機能性の研究や、食品加工における殺菌などの研究が発表された。

 毎回、発表後に講演があるのだが、今回は日本大学生物資源学部の関教授の「食べ物と食べ方のサイエンス」という後援だった。
そこで、興味深かったのは、まず、日本人の食べる量、つまり1人当たりのエネルギー摂取量は、30年前からずっと減少しているが肥満は逆に増えているという部分。
 50年前は、確かにまだ、みんなが体を使い、運動量も多く、ご飯も食べた。
今は、かなり少食になってきているので、摂取量が減ったのは理解できる。にもかかわらず、肥満指数は増加しているという。
 それはなぜか!!

 車などの発達で運動量が減り、力仕事もしなくてよくなったこともある。
しかし、それよりも生活習慣が変わり、食べるタイミングが変わってきたことに大きな原因があるという。
人間初め、すべての生物には、時計遺伝子というものが存在しており、それが24時間の生理機能のリズムを調整しているとのこと。
 つまり、食事をする時間が、本来の腹時計とは違う時間、夜遅く食べたり、残業や受験、夜遊びで未明に食べたりすると、消化されずに体重増加や脂肪肝、糖尿病の原因になる。
 食事の時間帯が、例えば朝の6時から夜の7時を外れると、急カーブして、食べた量に対する肥満度が2倍3倍になるという。
逆に、昼間の食事であれば、相当食べても、あまり太らないということになる。食べる回数は何度でもいいらしい。

やっぱり、夜に酒飲んでつまみを小皿一杯食べるのは、本来の食事時間のどんぶり一杯に匹敵するということだ。
 要するに、食べる量に神経使うより、食べる時間に気をつけた方がいいということ!!
食べたものが栄養となって吸収される量には限度がある。それを超えた分は、ただ身についていくだけ。食べる時間と食べ方の工夫が必要だ。

 - 社会, 雑記

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