鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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ゼリー始動

   

 今日は4月14日。普通の日。初夏の気候。
だが、いよいよ暖かくなり、日中は24度になるという。朝夕も冷えると言っても2月、3月のような温度では無くなり、朝起きもずいぶん楽になった。

 半月すればゴールデンウィーク。いよいよ我が社のフルーツゼリーも動き始めた。
昔からすれば、冬でも食べて貰えるになったものの、まだ、夏季と冬季の差は大きく、夏季の方が10倍以上売れる。
 丁度、これからが境となって増えていく。
お陰様で、これと言った宣伝もしないのに、口コミで伸びてきた。
 我が社で作るフルーツゼリーは全て国産原料で、その8割以上は、原料を頂いている産地のJAと共同、つまり今でいう6次化事業の走りのようなもので、そのJAのブランドで販売している。その他に有名百貨店ブランドで注文を受けたものがあり、それらの出荷数量は、年間200万個ほどになっている。
 わが社の「九州旬食館」ブランドで販売しているのは、まだ30万個足らず。
今年から、その「九州旬食館」ゼリーを海外でも販売してくれるようになったが、味には自信があっても、国産原料を使った日本産ゼリーと、他社が輸出している、中国産原料などを使った日本産ゼリーの差別化が、海外でも出来るか。難しいところ。
 食べてくれた人の中には、熱烈ファンの方もいるので期待したいところ。
 
 フルーツゼリーと言えば、殆どの人が、ゼリー部分は動物性ゼラチンで作られていると思っているが、我が社は海藻から抽出した素材で作っている。寒天の素である天草と同じだが、天草で作ったものと食感の違いがあり、フルーツなどとの相性がいい。
 甘夏やブルーベリー、梨、ポンカン、トマトなど、それぞれの果物の性質に合わせてゼリーも変える。
我が社の開発担当は、とにかくこだわりが強すぎるくらい強く、頑固!!
 新製品を作る時だけは味見を頼んでくるが、それ以外のことは、私のいう事も聞かない。でも、それでいいと思っているし、有難い存在だと思っている。
 中学校以来、ずっと一緒だったからお互い譲らない兄弟みたいなものだった。付き合いは50年以上になる。

以前のわが社は食品缶詰専門で100%近くをOEMとして、注文品製造で経営していた。
 厳しい時代を何度も経験し、何とか自社ブランドを作りたいと、15年程前から、私が営業して、彼が開発してくれた商品。
長い取引の中で、信頼してくれた産地の応援もあって出来たものでもあるので、日本や海外の一人でも多くの人に食べて貰いたい。

 - 信念, 経営

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