鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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777 子作り支援

   

今日は、息子の友達が婚約者を連れて遊びに来てくれた。私たちの子供は、みんな家を出て暮らしているが、昔から、友達仲間がよく遊びに来ていて、子供が居なくなってからも、時々寄ってくれる。我が家のカミ様もお気に入りで、かわいい彼女が出来ていたが、いよいよ結婚式を挙げることになり、私達夫婦も案内を受けて楽しみにしていたが、今回のコロナ騒動で、結婚式を延期せざるえなくなった。ただ、二人は一緒に暮らし始めているので、式を急ぐことも無い。 

そんな話の中で、子供を作りたいと努力している(笑)が、なかなか出来ないという話になった。実は、今、子供が欲しくても出来ない新婚夫婦が多いらしいのだ。結婚はしても、子供は欲しくないという都会病の夫婦が多い中で、子供が複数欲しいという夫婦は、日本の将来にとって有難い存在。我々も応援したいのだが、これだけは私が身体を張って支援するわけにもいかない(笑)。      

私たちの若い頃は、兄弟が4~5人は当たり前。父母の世代は7~8人も少なくなかった。それが近年は、経済的理由や親自身の生き方により、子供の数はかなり少なくなり、そして、作ろうとしても中々出来ない夫婦も増えてきた。生き物の本能として、生きる環境が厳しいほど、子孫を残そうとする本能が強くなるのは知られている。もちろん、食べ物や体力なども関係はあるかも知れないが、子沢山だからと言って、親父がすごいマッチョでもない。身体は痩せて飄飄としている親父でも子沢山はいる。遺伝も関係することはあるようだ。俗に言う多産系の民族や家系はある。しかし、やはり今の社会状況で考えられるのは、男性の生存欲や食べ物や環境による生殖機能の変化が考えられる。恵まれすぎる環境や、インスタント食品、ゲーム機などの電子機器の使い過ぎ、表現の自由によって飽和状態の画像や映像。そんな複合的な原因もあるかもしれない。      

実際、子供が出来にくい原因を、夫婦で調べてみると、多くは男性に原点があり、その多くが、精子の数が少ないか、精子のひれが短いというものらしい。精子は、オタマジャクシのような恰好をしており、その尻尾のようなヒレで女性の子宮の中を泳いで、一番に到達した1匹(表現がまずいかもしれないが)だけが卵子と結合するのだが、ヒレが短いため、中々辿りつかないらしい。しかし、どのくらいだったか定かでないが、とにかく1回の発射で1億個から4億個という。それが子宮内で生き残るのが数十万個、そして卵子まで辿りつくのが更に絞られて数百個。その中には優秀なヤツもいる。しかし、優秀なヤツがいても、たまたま変なヤツに先を越されたら終わり。そこで、今、多いのが、昔は年が35歳を過ぎたような少し高齢出産の希望者に用いられた人口受精。      

これは、子供が出来にくい夫婦の間で、本人同士の精子と卵子を結合させるのを、医学によって手助けするものだから、他人から精子を頂いたり、体外受精や、他人の腹を借りるものでも無い。愛し合う者同士の新しい命の誕生に、医学の発展の力を少しだけ借りて、一番優秀な精子を選択して卵子と結合させるもの。つまり、変なヤツと間違ってたまたま結合するより、子どもも優秀になるかもしれない(笑)。もしも、結婚して努力して、待ち望んでも尚、その兆候が無かった場合は、思い切って医者に相談し、是非、こういう方法も前向きに考えてほしいと思う。      

鎹(かすがい)というのは、建築の時に、柱となる木と木を結合するもので、これによって、台風や地震などの揺れにも堅固な骨組みとなる。これに因んで「子は鎹」と言うが、確かに、子供が出来たことで家庭が明るくなったり、場合によっては、夫婦の危機を救うこともある。それが実の子でなくても、子どもと言うものは、そんな存在だ。                 

 - 雑記

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