鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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772 持つべきものは

   

今日は、中学時代の友達が集まって、励ます会をやってくれた。今回で3回目。2回目は、私の体調が悪化して、折角、私の希望で温泉地を設定してくれたのに、寸前で参加できず、今回は、前もって抗がん剤治療の日などを考えて、体調に自信のある日を選んでくれていた。全部で20人、その内女性が15人と、いかに私が昔から女性に優しかったかが分かる(笑)。もちろん、男友達は、いつも会っているし、平日で、自営の農業は勿論、まだまだ頑張って仕事をしている者も多い。我々の年代は働き蜂のように頑張る年代らしい。今回も、女性軍は近郊と言えども、道に迷いながら(笑)筑紫野や玉名などからも参加してくれた。本当に私は幸せ者だと思う。この年になると、恋愛感情が消えて、男女を超えて友情が生まれる。ハグするのも、男も女も、同じ感情になる(笑)。          

会場は、昼間で20人程入れるところ。しかも、コロナ対策である程度、前横の間隔を空けなきゃならないということで、矢部川に面した割烹だったが、やはり、相手との間隔が広いと、もう一つ盛り上がらない。結局は、みんな傍に行ったり集まったりするので、コロナ以来の宴会だったが、これはなかなか難しいと感じた。もちろん、みんな自称「コロナ持ってない」人間だけだったが(笑)。    

今回も、参加してくれたみんなに共通することは、兎に角、みんな元気、特に精神的に元気だ。ポジィティブだし、勿論、70歳近くなると、その中には早くに連れ合いを亡くした友達もいるが、とにかく明るい。そして、みんな仲良し。その要因は何だろうと考える時に、まずは生まれて育った時代と環境。もちろんその時代の教育もあるかもしれない。親は戦後の復興期で仕事に忙しく、決して裕福な時代ではなかったが、友達同士、野山を駆けて、川で泳いで遊んでいた。勉強より優先するのは友達だった。同級生同士が今のように成績で競争する必要も無かったし、純粋に友情を育むことが出来た時代だった。ゲームや遊技場なども無く、友達と肌と肌の触れ合う付き合いができた。親や家族も今のように、進路や教育についてもとやかく言わないし、構いもしない。学校の先生が神様だった。そんな時代背景がいい友達関係を創り上げたような気がする。        

今日は、みんなが私の病気のことを心配してくれて、予想外に元気で良かったと喜んでくれたが、既に、私より何年も先に逝った友達も少なくない。そんな彼らの思い出も話に上がってくる。同窓生というものは、その1年間の間に偶然に生まれた者同士だけのことなのだが、不思議と独特の連帯感が芽生える。それは何物にも代えがたいものがある。今の時代はどうだろう。そんな友達感が芽生えているだろうか。「もつべきものは・・・」というように、なにものにも代え難き、そんな友達が出来ているだろうか。

 - 雑記

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