鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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703 即位礼正殿の儀

   

今日は、新天皇が即位したことを正式に内外に表明する日で、古式に則った厳かな式典が行われた。海外からも各国の国王や大統領などトップが160か国以上から参列。出席者は2000人に上るとのこと。  

度々はお目にかかれない式典で、平安朝のような服装で、日本文化の歴史を物語り、おそらく海外に対しては、日本の伝統や、日本国の姿を見せることが出来、日本に対する見方も興味も高まったことと思う。何しろ、日本のように同じ王家や天皇家の家系が2000年も続いている国は世界に日本だけなのだから。 

ところで、秋の味覚の代表と言えば松茸。それも、国産松茸と言えば超高価。別に無くても困らないし、どうしても食べたいものでは無いのに、松茸はある。あるから、日本人独特の季節感と人間性が、高くても買って食べようとする。確かに、香りがいいが、それほど美味しいものでは無い。私は、イカの塩辛の方が旨いと思っている。   

ここから書く内容は、戦前なら不埒千万、打ち首もの。右翼の皆さんからは焼打ちにあうような表現だが、日本は、何でも言えるようになってしまった。善し悪しは別として表現の自由先進国。      

考えてみれば、天皇制も松茸も似たところがある。天皇家が、もしも無くても、特段困ることは無い。勿論、日本と同じように、国王と言う存在があっても、実際はその国の大統領や首相などが政治を行っている国もいくつかある。しかし世界の殆どは、国民の代表である大統領や首相とその内閣が政治を担っている。今の天皇の仕事を代わりに誰かがやれないこともない。今や、天皇が人と違った人間でも、神様でもないことは先の天皇自身が宣言されたのだ。極端に言えば、会社の創業者は優秀で、カリスマであっても、その会社を代々受け継いだ息子が全てそうだとは限らない。それでも創業者の後継ぎ、その後は、その代々の家系を周りが支えて行く。    

もしも、天皇制が無くなり、その維持経費が不要になり、皇居の土地を払下げて、高層マンションを建てたら、東京の住宅事情も、価格も相当改善するだろうと、誰もが一度は考えたことがあるはず。もしも、戦中戦後生まれの世代がいなくなったら、そんな議論も出て来るかもしれない。特に、天皇家でも、その制度と自分の立場を理解せずに自分本位で行動するような人が出てくるようになると(笑)       

しかし、誰もそんなことは言わない。国の象徴としての天皇家を承認している。当時の天皇にも、戦争の犠牲者に対する責任の一端はあるとしながらも、敗戦国の日本人の拠り所としての天皇家。日本人の日本人らしさを象徴する天皇制。美智子様、雅子様と庶民から嫁がれたのも一役あると思う。     

確かに、天皇制を維持するのにかかる経費。皇居やその他天皇制のために遊休している土地財産。しかし、それを無くし、売却して利益を得ても、それは1度切り。一度失くした2000年の歴史や日本人の誇り、海外からの対日本イメージは取り戻せない。損得では測れないものがある。それにもう一つ、誰も好き好んで天皇や天皇家の一員にはなりたくないはず。無意識に監視され束縛され、自由に旅行にも飲みにも行けない。天皇陛下がラブホテルやアダルトショップに居たら、みんなびっくりするだろう。ああ、なんて罰当たりな例え話(笑) だから、国民は天皇家が得してるとも思っていない。    

書いてしまったが、余命短いからと、何でも書いていいもんじゃない。それも今日の厳かな日に。反省反省!!

 - 雑記

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