鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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568 議員の皆さんへ

   

 国、県、市であれ、議員になるという事は、大変な気力と体力と忍耐力が必要だと思う。
みんなのためにと思って議員に出るのに、選挙の時は、頭を下げて、家族親族も巻き込んで、言われたくないことも、言われたくない人間にも、言われっぱなし。
 4年に一度は、そんな選挙をしなくちゃならない。
市中で飲んでいても、気は休まらないし、変なことも言えない。勿論、変なことは出来ない。
 本当に大変で、ご苦労様さまとしか言えない。
だから、薦められても、私には出来ない。

 ただ、どうも、この頃の議員の皆さんの仕事ぶりに不安を覚える。
まず、発言の根拠というか、裏付というか、実態を見ていないような発言が多い。
 また、議会以外の時に、地元を回られるのはいいが、どうも、選挙運動の時とあまり変わりなく、地域のお祭りや、運動会、敬老会、ゲートボール、カラオケ大会。もちろん、清掃などの地域活動や、誰かの表彰式なども多い。
 いずれも、顔見せや、人気取りの選挙活動に見えてならない。

 議員の仕事は、議会で、その市町村や県、国の現在・未来ための計画や予算、法や条例について議論を尽くすこと。それに、地域の要望を吸い上げて発案すること。更に、市民の範となること。
 そのためには、議会以外の時には、地元の現実を調査して、いろんな意見を聞き取る必要がある。その為に、調査費というのが報酬以外に支給されているはずだ。
 しかし、どう見ても、お祭りなどの場に出向いて、自分の宣伝の挨拶をして、握手して、はい、次の集会の場所へ。
 国内に、範となるような市政をやっている所があるのに、視察と言えば、何を得ようとするのか、海外へ行ってしまう。
 葬式だって、知らない故人の葬式に出席したり、よくあるのが、代理出席とか、弔電。
あれも、故人はあまり喜ばないのではないだろうか。

 本当に地元の現状や、今後を見通すためには、たとえ誰も見ていなくとも、握手する人がいなくとも笑、実際に、地元の集落や田畑・道路・河川・学校などの状況を見て回り、または、害獣被害や水害などの実態を聞いて回ることが一番だ。
 また、地元産業や雇用のことを考えるなら、自分の足で、地元の会社や工場を訪問して、何が問題で、どんな可能性があるのか調査すること。
 そんなことをしている議員をまだ見たことがない。
殆どの議員が、新聞や週刊誌のネタ、または官僚や職員が作った資料を見て、それをそのまま信じて発言するから、突っ込まれるとシドロモドロになってしまう。

 確かに、会社に来られることがあっても、それは選挙前か、ビラ配り。
一方的な挨拶や、お願いだけで、会社の実態や業界のこと、困っていることなどを尋ねる議員さんには、残念ながら、お目にかかれない。

 だから、庶民の生活や産業界の実態、または実需とかけ離れた、思い込みで発言したり、変な法律を作ろうとしたりして、政治と国民生活がかけ離れていく。
 地域にしても、産業にしても、本当に知ろうとしたら、1日、2日で分かるものではない。
急いで、結論や実績を求めず、4年間あるのだから、足の着いた仕事をしてもらいたい。
 議会の質問も、無理に作って質問することはない。
周りは、ちゃんと見ているので、実績が出なくても、真摯に頑張る議員さんを、ちゃんと応援するはずだ。
 
 今の議員の皆さんは、選挙に当選することが目的になっていて、本当に自分が議員としてやりたいことが後回しになっているのではないか。もちろん、私のFB友達は違う。
 まさか、自分のやりたいことをわからないで、議員になった議員さんはいないと思うが。

 我々は、議員さんに対して、便宜を図って貰ったり、補助金を持ってきてもらったりを望んではいない。ただ、いい町、いい国になるよう、我々に代わって精と知恵を出して欲しいだけ。
 それだけに、議員になるという事は大変なことなのだ。 

 

 - 政治経済, 社会

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