鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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516 天災

   

 タイの洞窟に取り残された少年たち。雨期が本格的になると心配していたが、足元で大雨の災害が起きた。昨年の朝倉地区に続く、西日本豪雨災害。

 病気でもなく、年老いた訳でもなく、悪いこともしていないのに、突然死ぬ。
それが天災だ。
 人が亡くなるような天災と言えば、今までは台風だった。
それが、ここ2年続けて、豪雨による死者は、台風をはるかに上回る。
 ずっと昔は、河川の整備もされていなかったせいで、大雨で河川が氾濫して、橋が流されるようなこともあったようだが、これほど整備が進んでも、近年の豪雨には歯が立たない。

 死ぬ理由がなく、心の準備も無く死ぬのは、本当に無念だろうし、家族も悔しいだろう。
その気持ちは、思いやることは出来ても、直面しないと分からない。
 これを天災と言うが、本当に天災なのだろうか。
半世紀生きて来ても、こんな雨の降り方は過去に無かった。
 なぜ、こうなったかと言えば、やはり行きつくところは地球温暖化。それを作り出したのは我々人類に他ならない。
 車を作り、工場を動かし、冷暖房のために、どんどん化石燃料を燃やして、大気圏内を暖め水蒸気を発生させて、大雨を誘発する。
 みんなでやっていることだから、自分一人がどうこうしたって、と言いながら、良くないと分かっていても止められない。
 農林業が衰退して、山や田んぼの保水能力が無くなったことも言われている。
 
 恐らく、この自然現象は、たまたま昨年、今年のことではなく、今までの温暖化の条件が積み上がって、恐らくこれから先は、毎年起きると思った方がいいだろう。
 じゃ、どうすればいいか。
公共的には、河川を更に整備して、溢れないように土手を嵩上げするとか、水の逃げ口を作っておく。
 自己防衛的には、今から住宅を考えているなら、山のすぐ下や、低い場所に家を建てない。特に河川の近くで、堤防より低い場所は止めた方がいい。
 各自治体の市役所などに行けば、そんな危険地区のマップがあるはずだ。
 今回の被害状況を見ても、大方は、裏山が崩れて土砂が流れ込んだり、低い場所の新興住宅地が浸水している場合が多い。
 新興住宅地は、山を切り開いたり、もともと田畑だったところが多いので、そんな場所が多いようだ。
 現在そんな場所に居宅があって、移転が難しいなら、浸水の恐れのある家屋は、一階を浸水してもいいような非木材型の車庫にして、2階3階を住居に改築して、更にゴムボートを備えておく。来年もあると思った方がいい。
 天災は基本、特約がない限り、保険は下りない。下りても、その間が大変だし、被害は少ない方がいい。だから将来の安心を買う保険みたいなもの。

 これからは、地震と豪雨は、よそ事ではないと思って、もう一度我が家の地理上の位置や、想定できる被害を考えて、出来ることから備えておいたがいい。
 最後に、近年、自衛隊の災害に於ける存在力が増している。本当に、被災した場合、纏まった人数を派遣できるのは自衛隊しかないし、活動も、日頃から訓練している彼らしかいない。
 猛暑日が続く中で、彼らの奮闘を称賛するとともに、二次災害が起きないことを祈る。
 

 

 - 社会, 雑記

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