鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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日本語教室

   

 わが社には、現在ベトナム9名、中国4名の海外実習生がいる。
8月には、中国から3、更に12月くらいにベトナムから6名が加わると22名になる。
 我々のような、若者が少なくなった地方の工場にとって、彼らの存在は無くてはならない存在となっている。
 因みに、現在の国内の外国人労働者は130万人、内、実習生は27万人。
恐らく、ここ5年以内に、それぞれ倍増するだろう。

 この実習生制度、建前は発展途上国が先進国日本の技術を学んで、自国の産業発展に寄与するというものだが、一面では、日本の労働力不足補てんと、まだ貧しい東南アジアから労賃に数倍の差がある日本に、家族のためにお金を稼ぎにくるという面もあり、前にも書いたように、この制度は、一定の秩序も保てて、日本の為にも、母国の為にも、彼らの為にもなるという三方良しの制度だ。
 これまでは、中国の若者が頑張って、お金を持ち帰り、少なからず中国の経済発展に寄与しているし、今、ベトナム・フィリピン・カンボジア・タイ・ラオス・ミャンマーと続いている。日本は、過去にアメリカから支援してもらい、それをアジア圏の発展で恩返ししていると言っても過言ではない。
 それに彼らは、お金だけでなく、技術と共に、日本の文化や考え方も持ち帰り、地域や会社の改善に、リーダーとして頑張っている若者も少なくない。
 折角なら、日本の事を、日本人を好きになって帰って欲しい。

 今度、その制度改革で、3年の滞在期限が、条件付きで5年となることが決まった。
今までは、3年だから、その期間だけ頑張ってくれればいいと思っていたが、5年間となると戦力となり、それなりの仕事も任せられるようらになる。
 私は、優秀で若い彼らに、この際リーダー的存在になってもらいたいと思った。
その為には、不可欠なのが言葉だ。
 本国で来日前に、ある程度の日本語が話せるように勉強してくるのだが、仕事中にそんなに話も出来ないし、社宅に帰れば、仲間同士、母国語の会話になってしまい、なかなか日本語が上達しないでいた。

 そこで、日本語教室に通わせることにした。と言っても、近くに日本語学校はない。遠方までは時間も、連れて行くスタッフもいない。
 そこで、会社の中に教室を確保して、私が先生を務めることにした。
元々、私は飲み屋などで、なぜか職業を先生と間違えられる。

 私が、中国語もベトナム語も話せるはずはないが、とにかく、日本語を聞き・話す時間を設けるのが狙い。毎週月曜の1時間だけだが、その時間は日本語しか話せないし聞けない。
 仕事が終わって、自由参加にしていたら、全員参加の上に、みんな真剣だ。
母国へ帰る時は、是非、日常会話が出来るようになり、日本を旅行したり、日本を好きになって帰ってほしい。
 そう言う人が、母国で頑張ってくれれば、日中摩擦解消や日本と東南アジアの友好関係にも少しでも役に立つのではないかと思って、私も頑張ることにした。

 - 信念, 政治経済, 社会, 経営

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