鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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牛丼値下げ

   

 円安での牛肉などの値上がりを受け、価格を値上げしていた牛丼大手3社が、期間限定ながら、また値下げすると発表した。
値下げしなければならないのは、結局売れてないからだ。
 なぜ売れていないかと言うと、美味しくないか、飽きられたか、値段が価値より高く感じられるからだ。
しかし、最後の価格が高いかと言われれば、決して高くない。あのボリュームで400円以下というのは、安すぎくらいの感がある。
 美味しくないかと言われれば、価格から考えると美味しくないことはないし、食べている人は食べている。

恐らく売れていないのではなく、1店当たりの売り上げが少なくなっているのだと思う。
 各社が出店出店で、店舗数が多くなる。しかし、日本の人口は減り始めているし、特に牛丼を好む若者層がより減っている。
だから、1店の売り上げが減り、採算が悪くなるので、客数を増やすために値下げをするわけだが、これは、需給バランスが供給過剰になっているのだから、値下げだけで改善するはずがなく、更に採算悪化を招くことになる。

 先般、イトーヨーカ堂やその他の有力スーパーが、店舗数を減らす戦略を打ち出したが、まさに同じ原理だ。
我こそはと、各社出店を続け、過当競争を起こし、安値競争をして近くで競合する店舗の採算が悪くなり、最終的に店舗削減をしなければならなくなる。
 以前ブログに書いたと思うが、わかり切った道理だ。
本来の商売は、やはり、いい食材を使って本当に美味しいものを、原価と価値にあった価格で提供するものだ。
 それに、続けるためには、難しいことだが、味を落とさず、常に研究を続け、手間暇かけて客を繋ぎ止めるだけの新しいメニューや接客で、他店より高い評価を得ることだと思う。
 客に見えない原材料などで、コストを下げようとすると必ずしっぺ返しは訪れる。

味で勝負するか、接客や雰囲気、他にないメニューで寄せ付けるか、店主への信頼か、値段だけではいずれ客は去る。

 - 信念, 社会, 経営

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