鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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766 政府不信

   

民主党の政権能力の無さが露呈し、自民党公明党連立の政権が復活して、安倍首相が誕生し、既に3期目。2012年12月から既に8年目となった。例外なく親やお祖父さんの七光り。お坊ちゃん政治家だけど、若くて頑張り屋、最初の首相になった時は、失敗はしたけど、復活した時は、新鮮な感じで、真面目で行動的な感じを受けたものだった。    

しかし、これも例外なく、長期政権になると、その長所より、短所の部分が露呈してくる。元々運悪く、取り巻きが良くなかった。先輩が良くないし、友達内閣と言われる、その友達も能力が無かった。おまけに、いわゆる上流同士の結婚で、大手製菓会社の御嬢さんを貰ったばかりに、政治家の妻としての自覚の無さに振り回されている感がある。妻を操縦できない首相が、閣僚を使いこなせるのか(笑)。安倍内閣で、不祥事や失言などで更迭された大臣の多さは群を抜いている印象がある。勿論、安倍さんも、昭江夫人も悪い人ではないことは分かる。2期で辞めておけば、立派な功績で終わっていたかもしれない。     

最終局面に来ると、安倍さん自身の能力が疑われるようになってきた。数年前までは、長期政権というバックで、海外にもよく出かけ、発言力も増していた。背も高いし、海外の首脳に見劣りしない。田中首相や小泉首相を除けば、発言も国民に分かりやすく感じた。ところが、妖しくなったのは、森友学園から桜を見る会までの一連のスキャンダル。それと前述の辞職大臣を選んだ人選能力の無さ。        

そして、今回の新型コロナ対応の一連のかっこ悪さ。もちろん、最初の初動の遅さもあったが、それは、それほど責められない。想定外の感染病だったことは間違いない。ただ、支給金や支援金などで、リーダーシップを取れず、周りの意見に動かされ、ついには世論やメディアの後追いになってしまった。何と言っても、アベノマスクは最悪だった。素早く配布していたら、ここまで酷い事にはならなかったかも知れないが、ここまで遅れると善し悪しが問われることになり、マスク費用466億円に疑問が出始めると、急に270億円になってしまった。理由はメーカーの不備責任ということ。日本の世帯数が4885万世帯だから、それでも2枚で550円。1枚の価格275円は、布製ではあるが、現在の市販価格30円からすると相当高い。布製でも2倍にはなってしまう。これがもともとは1枚で474円だった訳だ。他にも支援金取扱いで、中抜きというドサクサ紛れの問題が起きている。内容については、マスク費用も、近年の疑問には、守秘義務で答えないのが今の政権。議事録も無い。あっても塗りつぶし(笑)。ドサクサ紛れと言えば、黒川検事長の問題もそうだが、どうも森友以来、ドサクサ紛れが好きなようだ。火事場泥棒と言われたら、普通は怒るけど、怒らない。怒れないのかも。      

コロナでは、会社の経営者も従業員も、個人経営者もアルバイト学生も、海外からの労働者も、みんな大変な思いをしている。会社などでは、社員に苦労かけているからと、役員の報酬カットや賞与返納なども出始めている。不思議なのは、日本と言う組織のトップに居る内閣の閣僚辺りから、自分たちの報酬に対する自主的な提案が全く出ないこと。信用も失いかけ、信頼さえも無くしつつある政権自民党。それなのに残念ながら、まだ、国民は野党を信じられない。この頃、益々菅官房長官の国民を見くびった態度が目立つようになった。国会等の質問でも、閣僚の投げやりな回答も目立つ。どうせ、国民は自民党しか選べないと思っているのだろう。コロナ騒動が続く限り、ドサクサ紛れが、私たちが知らない所で起きているかも知れない。      

我が国だけでなく、世界中の国で言えることかも知れないが、国民が政府を信じられないのは不幸なことだ。いい人が悪い政治をするより、悪い人でもいい政治をした方がいいのか。最悪なのは悪い人が悪い政治をすること。3大国はいずれもそんなケースの様だが、偏見だろうか(笑)。      

今日は急遽、カミ様の家庭菜園用の小屋の修繕に大工さんが来てくれたのでお手伝い。今回は前回の舗装での無理の反省で、休み休み(笑)。家の周囲が少しずつ整理されていく。まだまだすべきことがある限り、生かされることだろう(笑)。政治は、やる気のある、自浄能力のある政治家に任せ、我々は、自分の家族と生活と地域を守ろう。

 - 雑記

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