鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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沖縄

      2015/04/09

今朝の新聞に、沖縄の翁長多事と、菅幹事長の対談の記事が載っていた。
沖縄は、日本にとった特別な国。
元々、沖縄は琉球という独立した王国。
江戸時代まで、日本より中国との国交の方が盛んで、小さいが空手や踊りなど独特の文化を持った平和な国だった。
日本に併合され、太平洋戦争では、日本の中で唯一、地上戦の戦場となり、多くの民間人が犠牲となった。
そこに、戦後米軍基地ができて、いろんな事件が発生した。
 沖縄県民からすれば、日本は、沖縄を併合して、本土防衛のための犠牲にした。本土は全く代替え地を出そうとしない。
我々だけが、犠牲を払い、政府は金で国民感情を抑え込んでいる。
そう思っていても不思議ではない。
 ただ、時が流れ、原発と一緒で、その米軍基地の関連で生計を立てている県民も少なくないし、国の補助金は県の財政を維持していることも否定できない。
 また、近年不穏な動きの中国や北朝鮮などに対して、沖縄の軍事基地は位置としては好位置だし、日本はそれに対抗できるだけの軍備を配置することもできない。
日本の自衛隊が、少々の事では、何も行動に移せないことは、世界中が知っている。
 しかし、備えるべき軍事が、本当に絶対的不可欠なのだろうか。
日本は、海に囲まれ、戦後アメリカに保護され、愛国心も減退し、平和ボケして、危機感が無いという評論家もいるが、今の中東やアフリカなどの紛争を思えば、それはそれでいい面でもある。
 沖縄の民意を思うとき、災害時のための自営装備は別として、米軍駐留を含め、今費やしている防衛費をかけて、近隣諸国との友好に努めれば、必ずしも、沖縄米軍不可欠論にはならないのではないか。
 日本を守っているアメリカ軍に対して失礼だか、皆さんの本音、年頃の娘を持つあなたの家の傍に、米軍基地が出来て、ごつい、しかも長く国を離れたアメリカ兵が、目の前を行き来するようになったらどうだろう。

 - 政治経済

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