鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

*

敗北

   

 昨日7月2日は、2つの敗北が話題となった。
1つは、将棋界の新星、14歳藤井4段のデビュー以来30連勝を賭けた勝負が敗退に終わったもの。これは昨日でなくても、いずれは敗北を味わうことは間違いない。そうでなければ、将棋界が薄っぺらと思われるし、実際、将棋界には百戦錬磨の棋士がいるし、将棋を指すのは人間だから、ミスも犯すのが当たり前のこと。
 藤井君も、記録は期待したいが、29連勝は立派なもの。あまりスムーズに行ってしまうとこれからの大成に善し悪しだし、これを糧にして、もっと強くなっていくだろう。
 それと同時に、勝った佐々木五段の、前もっての藤井研究や、戦場視察については、宮本武蔵を思わせる戦術家として、称賛していいだろう。

 さて、もう一つの敗北は、ちょっと笑えない。
今回の都議選の結果は、予想通りの結果だった。
いろんな報道を見て、自分が感じたことは、都民の多くが感じたはず。
 政権が長くなると、どうしても油断や驕りが出てくる。また、ミスも出る。日本が平和ボケしていて北朝鮮のミサイルや、遠い国のテロにも鈍感になるのと同じで、そのミスにも鈍感になる。「どうせ流行を追う国民性だから、暫くして他の話題が出たら、忘れるだろう。」政権幹部の対応は、そう思わせた。

 今回の都議選は、まさに都議の敗北と言うより、安倍さん初め、自民党国会議員が都民から否定されたようなものだった。
 都議選にタイミング良く、次から次へと信頼を損なうミスが出てくる。
とにかく、「自民党はたるんでいる、政権は陰で何をやっているかわからない、問題を説明せずに隠し通せると思っている、国民をバカにしている。」国民から、そんな言葉が出るようになっていた。安倍さんべったりの政治評論家 田崎さんは最後まで安倍さんと政権をかばい続けているが、自民寄りだったコメンテイターの多くも、流石に世間の旗色を見て、自民党の批判をするようになり、そんなメディアの放映も、かなり影響したと思う。

 安倍政権の功績は、民主政権でガタガタになった経済を、思い切った政策で持ち直したこと。ただ、やったことは、金利を下げてお金を放出しただけのことで、後の副作用を考えると、なかなか出来ないことなのだが、とりあえず一時的な経済効果があることは誰もがわかっていたこと。
 それと、外交面で良く動き回り、長期政権となってある程度の主張ができるようになったことだろう。
 一方、マイナス面は、人選を誤ったこと。どう見ても、能力よりも仲良し度、気に入り度でポストを与えたのが、結局は今回の敗北に繋がったと言える。
 それに、奥さんの管理が出来なかったことと、小池さんを取り込まず、敵に回したこと(笑)
 

 - 政治経済, 社会

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